外国語試験に通らない大学教員たち―10年間、不合格者も・・・
2010年01月14日付 Yeni Safak 紙

7,8千人の大学教員たちが外国語試験に何度受験しても合格出来ていないことが判明した。(イズミルの)ドクズ・エイリュル大学の付属外国語学校の校長は10年もの間、ドイツ語試験を合格できずにいる。高等教育機構は講座を開く予定だ。

 トルコで最も外国語の問題を抱えている人たちが大学教員であることが判明した。ドクズ・エイリュル大学付属外国語学校校長であるカディム・オズチュルク講師は会議で、大学入試センター(ÖSYM)代表のウナル・ヤルマアン教授に大学間委員会外国試験のドイツ語の設問が「難しすぎる」と批判した。オズチュルク校長はこの試験を10年間受験したが一向に合格できないと話し、「この試験問題のせいでひどい目にあっている」と述べた。ヤルマアン教授は「フランス語の試験も難しい。私にも10年12年この試験に合格できない知り合いがいる。」と答えた。

オズチュルク校長が文句を言い続けるため、ヤルマアン教授は、「トルコにはあなたのような方が7,8千人いる。これらの方々へこの試験を合格するためにチャンスを与える必要がある。私は高等教育機構へ、コースを開設しようか、海外留学をさせようか?と提案した。」と述べた。一方、ヤルマアン教授は次のように発言した。「この教員たちは試験を受験しては落ちている。大半の場合、講師は准教授へ昇格できず、准教授は教授に昇格できない。外国語試験を3~5回、中には10回も受験して合格できない人もいる。これはトルコの深刻な問題である。この世代の大学教員の外国語能力が不十分であるのだから。私は高等教育機構に次のような提案をした。“一つプロジェクトを発足させましょう。例えば、1学期の期間、授業を行わないで、海外へ留学させる、もしくは国内で外国語コースを開講し、外国語試験に合格させる。” 彼らもどうしたらいいかと考えている。今、(高等教育機構は)若手を海外に送っているが、ベテラン教員にもチャンスを与えましょう。」

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:18262 )