アヤロン・イスラエル副外相、強弁「得したのはイスラエル」
2010年01月15日付 Hurriyet 紙

トルコの在テルアヴィヴ大使であるオウズ・チェリコルに対する「外交的な辱め」が原因で、昨日(1/14)謝罪を行ったイスラエル副外相ダニィ・アヤロンは、今朝行った会見の中で、自らに向けられた批判を否定した。(自身が)示した態度は、イスラエルに有益性を齎すことを主張したアヤロンは、「トルコが既に行われた会見について、より注意を向けるようになるだろう」と語った。

トルコの在テルアヴィヴ大使であるオウズ・チェリキコル大使に対する「外交的な侮辱」が原因で、昨日(1/14)謝罪を行ったイスラエル副外相ダニィ・アヤロンは、今朝発表した声明の中で、自らに向けられた批判を否定した。(自身が)示した態度により、イスラエルは得をした側だと主張するアヤロン副外相は、「トルコは、今後は、説明を行う際に、もっと注意深くなるだろう」と語った。

アヤロンの事務所から発表された説明の中では、「副外相がこの外交危機の過程において示した態度により、イスラエルは利益をえた。この対応の結果、トルコは(今後)実施される会見に際し、より注意深くなるだろう」と述べられた。 

イェディオト・アハロノト新聞の報道によると、この声明には、これに加えて、16人の国会議員がチェリキコル大使に謝罪の手紙を送ったことに関して、アヤロン副外相が不快感を示し、「トルコの首相は機会あるごとに、ガザから飛んでくるロケット弾から自衛をしているイスラエルにすべての責任があるかのように非難しているが、(16人の国会議員たちは、その間)何をしていたというのか。
今になって、イスラエル国家を支援する代わりに、また、国民の権利を守る代わりに、謝罪の手紙を書いている」という表現が用いられた。アヤロン副外相は、発表した声明の中で、この出来事ののち、トルコとイスラエルの関係が再び以前の状態に戻ったと言及した。

チェリキコル大使 を、自分の部屋で、自分より低い椅子に座らせて「ここがどこだか自覚してもらいたい」といったアヤロンは、昨晩、トルコ大使に自ら謝罪の手紙を送り、二国の間で発生した外交危機を終焉させた。

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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:18276 )