トルコとドイツ合作映画「タキイェ」の製作、完了
2010年01月17日付 Hurriyet 紙


フィリムファブリック社が制作した「タキイェ」という名の劇場映画の撮影が、ドイツ、ベルギーにつづき、イスタンブルでも完了した。

トルコ・ドイツの合作で、カーディル・ソゼンのプロジュース、ベン・ヴェルボング監督により撮影されたこの映画は、アルカーディア・ホテルで全出演者が参加した記者会見で発表された。会見で話したプロジューサーのソゼン氏は、この映画は、ここ20年の間、ヨーロッパとトルコで、いくつかの悪徳会社の犠牲になったムスリムのトルコ人の苦悩をテーマにしていると述べた。

「ドイツでお金を奪われ犠牲となった家族と、そうした家族を救う活動をする協会の人々と話をした後にシナリオが形になった。」と述べたソゼンは、シナリオが現実の生活から着想を得て書かれていると述べた。

カーディル・ソゼンは、映画の撮影の為に400万ユーロを費やしたとし、「映画は、5月にトルコで上映される予定です。ドイツでの上映の詳しい日付は決まっていないが、トルコの少し後になる予定だ。」と話した。「(主役を演じる)ファフリイェ・エヴジェンの前にシベル・ケキルリにオファーをした(というのは本当か)」という質問をうけて、「それは事実に反する」と述べたソゼンは、「シベル・ケキルリには、全くオファーをしていない、そもそも彼女のことを個人的には、知らない」と述べた。

出演した俳優のヤルチン・ギュゼルジェは、会見で、「テヴフィッキという名の商人の役を演じている。テヴフィッキは、ヨーロッパで騙されて、最も仲の良かった友達を自殺によって失った男です。」と述べた。

ギュゼルジェは、「狼たちの谷」でも演技を続けていると述べ、「最近、イスラエルとの間で起きた外交問題は、本当に必要のないことだった。なぜなら、私達は俳優であり映画を撮っている。ドラマのイスラエルのシーンが誇張され外交問題にされた。こんなことは何の意味もない。」と意見を述べた。

トイガル・ウシュクルが音楽を担当し、アリ・シュルメリ、ルトカイ・アズィズ、エルハン・エムレ、マヒル・ギュンシライ、ヤルチン・ギュゼルジェ、アイクト・カヤジュク、スタイプ・エルツェッグ、ミヒャエル・メンデル、スーザン・アンベといったトルコ俳優とドイツ人俳優が演じた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:18284 )