アルメニア憲法裁判所の決定に対し、不快感―ダヴトオール外相、表明
2010年01月21日付 Milliyet 紙

アルメニア憲法裁判所が公表した二両国間で調印された合意文書に関する決定において、虐殺について暗に言及されていることにトルコ政府が厳しい声明で反発を示したことに続いて、アフメト・ダヴトオール外相は自身に電話をかけてきたアルメニアのエドワード・ナルバンタヤン外相に、「アンカラは不快に感じている。合意文書の未来が危険にさらされてはならない」とのメッセージを伝えた。

■ナルバンタヤンは電話した

ナルバンタヤンは一昨日の夜、「トルコ側が、裁判所の決定のどの部分を前提条件であると看做したのかを明確にするため、ダヴトオール氏と連絡を取ろうと考えている」と述べていた。待っていた電話は昨日来た。外交筋の情報によると、サウジアラビアに滞在中のダヴトオール外相は、自身に電話したナルバンタヤンに、アルメニア憲法裁判所の決定について不快であることをはっきりと伝えた。ダヴトオール外相は、裁判所の決定が、認めることのできない前提条件と矮小化した解釈が含まれていることを述べた。トルコは、調印された合意文書の精神に忠実であり続けているとしたダヴトオール外相は、同様の決意と善意をアルメニアからも期待していると主張した。ダヴトオールは、トルコがアルメニア政府が、事態の解明と然るべき政治的意思を示すことを期待していると述べた。トルコ側がプロセスを遅延させようとしているとの批判は不当であると主張するダヴトオール外相は、アルメニア側の議会でのプロセスはトルコに比べ相当遅れていると述べた。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:18313 )