12歳の少女を、4頭の牛のために「売った」親
2010年01月21日付 Yeni Safak 紙

情報によれば、事件の顛末は次のようである。
スングルル町のクルバアル村に暮らす3人の子供の父親シュクリュ・A(40)は、昨年6月、4頭の牛と引き換えに12歳の娘K.A.がアンカラで建設工として働いていた28歳のカンベル・Bと暮らすことを許した。カンベル・Bとアンカラに向かったKは、身ごもった。12月、カンベル・Bと仲たがいしたK.A.は父親のクルバウル村に戻った。これに反発を示した父親は時々娘を殴った。12月28日に倒れたK.A.は、スングルル国立病院に運ばれた。ここでの診察で、K.A.のお腹の子供が死んでいることが判明し、子供は取り出された。

1月初旬、K.A.と以前からの知り合いで、町の中心部でウェイターをしている20歳のギョクハン・Tが、クルバアル村に行き、K.A.の父親から結婚の許可をもらおうとした。父親のシュクリュ・Aは、1万トルコリラの結納金を要求した。結納金のうち、3千リラを払ったギョクハン・Tは娘と一緒にスングルルに行った。ギョクハン・Tが結納金の残金を支払うことができなかったため、父親のシュクリュ・Aはスングルルに来た。シュクリュ・Aとギョクハン・Tの、結納金がもとで始まった議論が喧嘩に発展すると、警察が2人を逮捕した。警察での取調べでギョクハン・Tがすべてを説明したことで事件が明らかになった。


捜査を拡大した警察は、娘の父親であるシュクリュ・A(40)、母親のトゥライ・A(37)と、最初の夫カンベル・Bの父親ヒュセイン・B(58)と母親のシャジイェ・B(46)、2人目の夫ギョクハン・T、その父親のタリップ・T(47)、母親のゼイネプ・T(42)を逮捕した。昨日裁判所に移送された容疑者のうち、父親のシュクリュ・Aと夫のギョクハン・Tは逮捕されたが、ほかの5名の容疑者は在宅起訴とし、保釈された。K.A.の実質的な最初の夫であるカンベル・Bの捜査は続いている。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:18315 )