ダーヴード・アフマディーネジャード、マシャーイーを強く非難
2010年01月25日付 Mardomsalari 紙

【政治部】アフマディーネジャード氏が行政のトップに就任して約5年、同氏の側近中の側近として知られるマシャーイー氏の存在が、多くの批判を政権に呼び込んできた。そして今回、大統領府査察事務所長を一時務めたこともあるアフマディーネジャード大統領の兄弟がマシャーイー批判の戦列に参加、辛辣な批判をマシャーイー氏に浴びせた。

 ダーヴード・アフマディーネジャード氏の発言からは、マシャーイー氏に対する批判を政治的なもの、党派抗争的なものと見ることは、もはや不可能だろう。同氏はその発言の中で、マシャーイー氏がこれまで行ってきた様々な発言、特に預言者ノアをめぐる発言は体制に余計な負担をかけ、〔国が取り組むべき大切な問題から〕体制関係者たちの注意を逸らさせることを狙った、〔意図的な〕企みであると指摘したのである。

 ダーヴード氏はファールス通信とのインタビューの中で、最近のマシャーイー発言について、次のように述べた。
今日、イスラーム革命はイマーム〔・ホメイニー〕の善良なる後継者〔=ハーメネイー師〕の賢明にして知性豊かな指導のおかげで、世界で特別な地位を築いている。世界を搾取せんと企む者どもは、〔革命の〕この精神的・合理的・倫理的・知的地位に我慢がならない。彼らが自らの手下を送り込み、最高指導者の監督によって実現した〔イラン〕社会の自由かつ平和な状況に傷をつけようと目論む一方で、この偉大なる〔イラン〕国民の宗教的信念ならびに歴史的・革命的過去に疑問を生じさせようとしているのは、そのためなのだ。

 ダーヴード氏は、「こうした連中は〔イラン社会に〕懐疑をまき散らし、怪しげな言論を弄するばかりで、体制に対して今日まで何の貢献も為してこなかった。もし体制に何らかの貢献をしたというのであれば、それを言ってみよ」と指摘した上で、さらに次のように続けた。
あのような根拠薄弱な議論をしているかの御仁は、文化的・精神的な諸問題で国にどのような貢献をしてきたというのか。革命の勝利と文化的侵略との闘い、そして最近の暴動に対して、どのような貢献を為してきたのか、彼の口から聞いてみたいものだ。〔これらの闘いで〕彼はどこで何をしていたのか、言ってみよ。アメリカのブローカー役を務めているフーシャング・アミールアフマディーなる人物との交友関係を、自らの誇らしげな実績として述べるのが、恐らく関の山だろう〔‥‥〕。

 同氏はさらに次のように続けた。
預言者ノアは社会をきちんと統治することができなかった、などと彼は言っているが、そんなことを言って、社会のどんな問題を解決できるというのか。彼は単に、われわれを〔無意味な仕事に〕かかずらわせ、イマーム〔・ホメイニー〕が説き、最高指導者が導いている偉大なる目標から、われわれの注意を逸らさせようと考えているにすぎない。彼の目的は、ただそれだけなのだ。

 ダーヴード氏はその上で、シオニスト体制の大罪について、「イスラエルを作ったのは、抑圧者どもだ。にもかかわらず〔厚顔無恥にも〕、彼らは自国民だけでなく、われわれをもイスラエルの支持者に仕立て上げようとしている。イスラエルに対する承認を、われわれから得ようとしているのだ」と指摘、さらに次のように続けた。
ヨーロッパやイスラエルの人々が自らの指導者たちに「ノー」を突きつけ、イスラエルを侵略者だと呼び、自らの指導者たちの前に立ちはだかっている一方で、中には当事者以上に、意識的かつ積極的にイスラエルに対して頭を下げ、犯罪者イスラエルを賞賛する輩が〔イラン国内に〕いる。このような輩がどうして、信頼の置ける人物、健全な人物足り得ようか。このような輩が〔敵の〕エージェントではないなどということがあり得ようか。このような人物は、イスラエルから何らかの利益供与を受けて、同国に対して頭を下げているに決まっている。

 パッシブ・ディフェンス常任委員会書記を務めるダーヴード氏は、「イスラエルは時代のステージから抹消されなければならない」〔※〕とのイマーム・ホメイニーのお言葉、ならびにイスラエルを「地域の不法な落とし子」としたハーメネイー最高指導者の指摘に触れ、「一部にはイスラエルを賞賛する者がいる一方で、『私はユダヤ人ですが、イスラエルの行為には我慢がなりません』と話すユダヤ人女性もいる。つまりこの女性は、イスラエル体制に反対の立場を取っているわけだ。ところが、〔ユダヤ人でもないのに〕イスラエルに対して頭を下げている連中が〔イランの中に〕いる」と語った。
〔※訳注:「イスラエルは時代のステージ(sahne)から抹消されなければならない」というホメイニーのことばは、アフマディーネジャード大統領が2005年に「イスラエルは時代のページ(safhe)から抹消されなければならない」と誤って引用し、それが欧米メディアによって「イスラエルは地図から抹消されなければならない」と訳されて、アフマディーネジャード大統領の反イスラエル姿勢を象徴するようになったことばである〕

 ダーヴード氏はその上で、「公正で気高き人間、ほんの少しでも気高さや倫理観、精神性を心の中にもつ者なら、無辜の老若男女を最も悲惨かつ最悪の状態のまま、極めて複雑な〔最新の〕武器で攻撃する〔イスラエルという〕侵略者を容認することはできないはずだ。誰がこれを容認できるというのか」と声を上げた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:18361 )