専売公社ストライキ、敗北―首相、最終通告
2010年02月11日付 Hurriyet 紙

トルコ労働組合総連合会のムスタファ・クムル委員長は、タイイプ・エルドアン首相が専売公社のストライキについてなす術がないと発言したことを明かした。

 トルコ労働組合総連合会のムスタファ・クムル委員長は専売公社ストライキの状況に関する会談で、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が、「4C規約の問題で現段階では他になす術がないと発言」したことを明かした。

 新首相官邸でエルドアン首相と会談したクムル委員長は、「首相は『我々は出来る全ての手段を用いて4C規約は改正された。我々は賃金も値上げしたし、雇用期間も延長した。解雇手当も支給したし、新たな権利も付与した』と述べた。この他に、政府として出来ることはもうないとの見解を表明した。これが現状である」と話した。

 記者らの質問に対して、これらの改善点をもって4Cの改正がなされているが、彼ら自身、当初から労働者の身分(ステイタス)については強硬に考えを曲げず、そして問題はここに起因していることを明らかにしたクムル委員長は、「首相は現段階ではこのストライキに関して他になす術がないと言っている」と話した。

 クムル委員長は今後の展開を聞かれると、「じっくりと検討してみる」と話した。ハンガーストライキを続ける労働者がいることを指摘したクルム委員長は、改めて検討すると述べた。

 ムスタファ・クムル委員長は、「首相は『この人たちを、この寒さや雪から家に戻してあげなさい』と言っているし、『今月の末にはこの人たちに4C規約が適用されるように』と言っている」と話した。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:18457 )