トルコ女性の42%がDV被害―「世界女性の日」に国連トルコ代表部発表
2010年03月08日付 Radikal紙

国連トルコ代表部は、トルコにおける女性の半数近くが夫から肉体的あるいは精神的虐待を受けていると発表した。

国連トルコ代表部が3月8日の世界女性の日に行った発表によると、トルコにおいて女性の42%が夫から肉体的あるいは精神的虐待を受けており、3500万人という女性人口に対し、DVシェルターは52しかないという。

また、発表によると、トルコでは女性に対する社会的、経済的な壁によりマイナスイメージが普及しているため、女性が労働市場に参入し、そこで生き残るには大きな困難があるという。さらに、発表では、トルコでは女性が男性に比べて相対的に低賃金で、保障のない社会的地位の低い仕事に雇用されているという分析がなされた。

国連トルコ代表部が提示したデータにおいて、2009年の数値では労働市場に参加している男性の割合が70.5%だったのに対し、女性ではこの割合は約26%であり、世界平均の52.6%を下回っていることが指摘された。

また、国連は地方で生活する女性の70%が「無報酬労働者」として家内労働に従事していると指摘し、2009年のデータでは働く女性の59%が社会的な保障を有していないとした。

さらに、国連によると、2007年の選挙の結果、国会における女性議員の数は2倍に増加し全体の9.1%に達した一方で、地方自治体レベルでは女性議員の割合は格段に低いという。

国連が提示したデータによると、トルコでは地方自治体長の0.9%(2948人いる地方自治体長のうちの27人に相当)、県議会の3.2%(3379人いる議員のうち110人に相当)、市町村議会の4.2%(31790人いる議員のうち1340人に相当)のみが女性である。女性の経済・政治活動への参加状況を示すジェンダー・エンパワーメント指数(GEM)によるデータによると、トルコは109ヶ国の中で101番目にあたり、後にはトンガ、イラン、モロッコ、アルジェリア、サウジアラビア、エジプト、バングラデシュ、イエメンしか続かないという。

国連は、トルコでは読み書きのできない女性の割合が9%以上となっており、女子教育の前に立ちはだかる最大の障壁の一つは教室不足に起因しているとした。

■世界的目標は「女性の地位の向上」
発表では、世界的、かつ地域レベルにおいてミレニアム開発目標第3項【訳者注】を達成し、男女平等を実現するために、女性の意思決定の場への参加を増加させること、女性に対する虐待行為を撲滅すること、一般に流布している女性に対する偏見を世間から払拭することの必要性が述べられた。

また発表では、国連は、トルコによるこの目標に向けた取り組みを評価し、支持していると述べられた一方で、トルコには、成功のために必要なあらゆる設備、確固たる決意を持つ政府機関、強力な民間部門、活発な市民団体、影響力をもつメディアがあることが強調された。

【訳者注】ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上

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(翻訳者:萩原絵理香)
(記事ID:18643)