トルコ航空、スチュワーデス1000人募集
2010年03月17日付 Radikal 紙

トルコ航空は、2023年には250機の航空機を保有する航空会社になることを目標とする一方、2010年には1000名の新規キャビンアテンダントと600名の副操縦士を採用する予定だ。

トルコ航空のトプチュ会長は、トルコ共和国建国100周年である2023年に向け強気な目標を発表した。トプチュ会長は、2023年にはトルコ航空が世界を牽引する航空会社の一社になるだろうと信じていると述べ、「我々の目標は2023年に250機の航空機を保有する航空会社となり、世界の航空会社のトップを占めることである」と話した。
トプチュ会長は、拡大路線の一環として、2010年には1000名の新規キャビンアテンダントを、そして600名の副操縦士を採用する予定であると述べる一方、特に国外居住者(在外トルコ人)に向けてサービスを行う目的で今夏初めからアナドルジェットがアンカラを中心とした形で国際線の運行をも開始すると述べた。

トルコ航空のハムディ・トプチュ会長は、トルコ共和国建国100周年にあたる2023年に向け強気な目標を発表した。トプチュ会長は、2023年にはトルコ航空が世界を牽引する航空会社の一社になるだろうと信じていると述べ、「我々の目標は2023年に250機の航空機を保有する航空会社となり、世界の航空会社のトップを占めることである」と話した。トプチュ会長は、トルコ航空が特に国際旅客市場においてさらに拡大し、世界的な企業となることを目標としていると述べる一方、アナドルジェットにおいても、国内線の運航数において、就航都市の数がさらに増えるだろうと述べた。トプチュ会長は、拡大路線の一環として2010年には1000名の新規キャビンアテンダントと600名の副操縦士を採用する予定であると発表した。

イギリス、マンチェスターにてマスコミ関係者との談話会に参加したトルコ航空ハムディ・トプチュ会長は、「我々は世界の全ての飛行機利用客を捕まえたいと思っている。わが社の飛行機が飛ばない都市を残しておくことはしたくない。現在我々は世界120都市、トルコ国内37都市へとイスタンブルから運航を行っている。スターアライアンスの航空網を合わせると、我々は世界950か所へと航空券を発券することができる状況にいる。わが社のスタッフは強力であるし、航空業務における質も上がっている。サービスについても世界中の他社との差別化を図っている」と述べた。

■イスタンブルは乗り継ぎ客の旅程において重要な拠点となっている
イスタンブルでの乗り継ぎ客数が2003年から今日までの期間で371パーセントの増加を見せ、特にスターアライアンス加盟後にイスタンブルが国際線乗り継ぎ客の旅程において重要な拠点となったことを強調するトプチュ会長は、「イスタンブル・アタテュルク空港を重要な乗り継ぎ拠点にしようと我々は努めている。イスタンブルからは35カ国に3時間以内で飛行することが可能だ。我々は、イスタンブルのこの特徴を鑑みて、いろいろ考えていきたいと思う」との発言を行った。トプチュ会長は、「イスタンブルのサビハ・ギョクチェン空港と、アンカラ・エセンボア空港を同じように活用できないのか」という質問には次のように回答を行った。
「アタテュルク空港はこのような旅程により適している。確かに運航の一部をサビハ・ギョクチェンへと移しているがアタテュルク空港を使った方が、乗り継ぎ客にはより便利なのである」

■トルコ航空はさらに多くの副操縦士とキャビンアテンダントを採用の予定
航空機の発注とともに職員の採用についても準備を行っていると述べたトプチュ会長は、次のように説明を行った。
「2010年には1000名の新規キャビンアテンダントを追加する予定だ。600名の副操縦士の採用も行う予定だ。一方では自社の航空訓練所から70名のパイロットを育ててきたが、さらに100名がここから育てられることになる。さらに トルコ・航空協会やアナドル大学とも協定がある。この二つの教育機関でも我々のためにパイロットが育てられている」
トプチュ会長は、2003年まではトルコ航空で一年間に必要なパイロットの100パーセントがトルコ国軍により満たされていたとし、「今日我々が採用しているパイロットのうち97パーセントが民間航空学校から、7パーセントがトルコ国軍から来ている。さらに今日までに我々の職員には120名の外国人パイロットが加わった。この数字も300まで伸びるだろう」と述べた。

■アナドルジェットが国外居住者(在外トルコ人)に向けた運航を行う
ハムディ・トプチュ会長は、「予算に合った、低価格のブランド」として設立したアナドルジェットの保有機材が17機に達するだろうと述べ、次のように話した。
「我々はアナドルジェットをアンカラから国外へ飛ばしている。アンカラ・エセンボア空港は、アナドルジェットにとってのメイン空港となっている。北キプロス・トルコ共和国とダマスカス(シリア)への運航も開始した。我々はヨーロッパに住むトルコ人の意向を探った。すると80~85パーセントが、安いからという理由で外国の航空会社の飛行機を利用してトルコに帰国している。我々もこれを受けアナドルジェットをこの市場へ参入させることを決定した。特にヨーロッパでは多くの都市で空港が夜間閉鎖になる。そうした地点を狙っている。コペンハーゲン、ストックホルム、デュッセルドルフ、フランクフルト、そしてテヘランから夏期よりアンカラへの運航を開始する予定だ。これで我々の同胞は不必要なイスタンブルへの立ち寄りをせず、予算により適した形で、故郷に帰ることができるようになる。運航都市数は需要に応じて増加する可能性がある。さらにはトルコの大都市に、ヨーロッパからの直行便を飛ばすことも検討することになる」

■トルコ航空整備会社は、15パーセントが他航空会社向けにサービスを提供している

トルコ航空整備会社はトルコ航空傘下企業の中でも一、二を争う企業の一つであると強調するトプチュ会長は、「トルコ航空整備会社は、85パーセントがトルコ航空の航空機へ、15パーセントは他航空会社に対してメンテナンスのサービスを提供している。サビハ・ギョクチェンでの新たな格納庫の建設が検討されている。我々は入札を行い、ダラマンで以前業務を行ったYDAという企業がこの入札を勝ち取った。2億8600万ドルのプロジェクトは、24ヶ月後に完成が予定されている」と話した。
トルコ航空の特にシミュレーションセンターが国外航空会社数社にとって重要な教育施設の一つになったと強調するハムディ・トプチュは、「このセンターはトルコ航空の他に18社の航空会社にサービスを提供している。我々は新たなシミュレーターによりセンターの強化を行った。そこから我々が得た収入は2009年には2600万ドルに達した」と話した。

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:18714 )