8県でエルゲネコン関連捜査、30名逮捕
2010年03月18日付 Radikal 紙

イズミルを中心とした8県で病院が、警備業務の入札と物品購入において贈賄を行なっていたとして行なわれた一斉捜査で、30人の容疑者が逮捕された。

イズミルで特別権限を持つ共和国検事局が申請をおこない特殊第10高等刑事裁判所により捜査が受理されたことを受けて、早朝にイズミル、イスタンブル、アンカラ、マニサ、カフラマンマラシュ、カイセリ、アンタリヤとシヴァスにおいて、40箇所の一斉捜査が行なわれた。以前から捜査されていた30人の容疑者が警察に逮捕された。

イズミルでアルサンジャク歯科医院院長A. Ş、エーゲ大学医学病院院長N.K、イズミルにおいて、エルゲネコン捜査で逮捕された容疑者のうち退職した海軍大佐レヴェント・ギョクタシュが所有している警備会社を共同経営している、退職した下士官İ.Gがイズミルで、社長E.Sはアンカラで逮捕された。カイセリではM.AとM.Eが逮捕された。他県を含め同時に逮捕された人数は30人に上った。

病院が警備業務と物品購入の入札において贈賄を行い、圧力を加え,犯罪組織を結成したとされる容疑者たちは、イズミル県警の密輸と組織犯罪対策部において尋問が続いている。

■入札は不正と脅迫

イズミルを中心とする8県で、病院が警備業務の入札と物品購入において贈賄を行なったとして一斉捜査が行なわれ、逮捕された30人の取調べが行なわれた。

犯罪組織のリーダーはカイセリのデヴェリ県で逮捕された実業家で、強制捜査でパソコンが差し押さえられた。彼に関係しているアンタリヤの退職した軍曹、カイセリで任務を行なっている現役の下士官K.Yとイズミルで退職した下士官のG.Aも逮捕された。

組織の構成員は、入札への不正、暴力と脅迫に関与したことを証言している。特に病院の贈賄に積極的に関わっていた容疑者は、エルゲネコン計画の際に逮捕されたもしくは拘留された人物の関係者で、しかしどの犯罪に加担していたかは証明できないといわれる。

アルサンジャク歯科医院院長A.Ş、エーゲ大学医学部院長N.Kも、贈賄に関与していたとして逮捕されたことが明らかになった。今回行なわれた捜査の範囲において、組織の構成員とつながっているとされる警察出身の人物たちも逮捕の可能性が指摘されている。

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( 翻訳者:近岡 由紀 )
( 記事ID:18741 )