外務省、イスラエル外相発言に速攻で反応
2010年04月06日付 Hurriyet 紙

トルコ外務省は、今日イスラエル外相アビグドル・リーバーマンがレジェプ・タイイプ・エルドアン首相に関しておこなった発言に、厳しい反応を示した。

リーバーマン外相は、エルドアン首相を「段々(リビアの)カダフィーに似てきた」と評価していた。

トルコ外務省の声明は以下の通りである。

「イスラエル外相アビグドル・リーバーマン氏によるものとされ、イスラエルのマスコミをにぎわしている、我が国の首相に関する度を超えた不適切で真実を歪曲した表現に、猛烈に批判するとともに(そういった事実を)否定します。このような表現・見解を、イスラエル外務省のトップが用いることは、イスラエルにとって大変困ったことであります。

トルコのイスラエルに対する政治及び発言は、地域全体の安定と平和の確保を見守る根本的な態度の枠組みの中でなされています。この文脈の中で、この地域一帯で信頼の環境が築かれ、そして永続的な平和に向けての道を開こうとする流れの中で、それに貢献しようとしないイスラエルの態度が、われわれによって非難されているのであり、これからも非難され続けることになるのだ。それゆえ、親愛なる我々の首相の、和平達成及び人権保護の重要性を強調する発言が、行きすぎと認識されたことは全くアンフェアな間違いで、ゆゆしき歪曲です。

今回の(イスラエル外相の)声明は、イスラエル外相アビグドル・リーバーマン氏の、国際関係の進め方において確立されている礼儀を、全く意味のないものだとみなそうとする態度が、いまだ続いていることを明らかにするものであります。

イスラエルに対し、この意味がなく到底受け入れられない取り組みをできるだけ早く終わらせ、常識ある行動をとるよう促します」

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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:18836 )