ギュナイ文化大臣「裁判沙汰になるまえに」、エメキ映画館、解体へ
2010年04月07日付 Radikal 紙

エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、エメキ映画館の閉館をとても残念に思っていると明らかにし、「建物の前面は歴史的な概観を残したまま保存され、利用できる状態に戻されるでしょう。エメキ映画館はそのままの状態で保存され、座席数、ロビー、幕、機械も保存されも一段と良いものとなります。このため民間業者が特別なプロジェクトを行っています」と述べた。

ギュナイ大臣は、イスタンブル映画祭の開会式がエメキ映画館で行われないことを、「今年の開会式をベイオールで行うことができませんでした。しかし私はこの汚く座れるような状態ではない椅子で、油っぽい環境で座るよりは1、2年後に新しくなった館内で座る方を選びます。裁判沙汰にならないよう祈り、すぐにでも終わらせましょう」と述べた。
ギュナイ大臣は、エメキ映画館に関する質問に答える中、「イスタンブル文化芸術財団の開会式での抗議は私に対してではありませんでした。これを生放送で見ていたすべての人がわかっていました。しかし映画祭にいる人々へ向けたものでもありませんでした。大体、誰に対するものなのか明らかではありませんでした。誰に抗議したのか彼ら自身もわかっていないのだと思います」と述べた。
同大臣は、エメキ映画館内を回り、とても廃れてしまったように感じたと説明した。
「ベイオールは私が若い時のすばらしい思い出がある場所です。私たちはここで映画と演劇を続けさせることに関して特別な努力をしています。以前にもサドゥリ・アルシュク劇場と共同でプロジェクトを進め、劇場を芸術の場として存続させました。アルカザルに関する計画を進めており、映画館が存続するよう努力しています。エメキ映画館はもちろん、とても郷愁を誘うものです。私の人生で重要な場所であると言ったといいましたが、試験でいい点数を取ったとき自分にご褒美をあげるためエメキ映画館へ行ったものでした。少し前にも行ったのですが、かつてのエメキ映画館のある場所は閑古鳥が鳴いていました。荒廃し椅子は座れるような状態ではなく幕も壁も触れたものではありません…ひどい状態でした。イスティクラール通りに面して、サークル・ドリエンという建物あります。それも管理がされていません。長い間その建物も手直ししようと努力していました。建物の所有者が社会保障機構(SGK)であることが判明しました。その後ある文化事業者が借家人や権利人とともに、手続きを完了させ計画を実行する権限を得ました。これらを非常に喜ばしいことだと思っています。なぜなら建物は利用できるような状態ではなかったからです」

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:18843 )