シナイ半島でイスラエルに向かうアフリカ人不法移民の拘束が増加
2010年04月11日付 al-Hayat 紙

■ エジプト:シナイ半島でのアフリカ人移民の拘束が増加

2010年04月11日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面(東アラブ)

【ラファハ(エジプト側):(本紙)】

 シナイ半島でエジプト治安部隊がアフリカ人不法移民を拘束する事態が増加している。イスラエルへの密入国を試みたエチオピア人6人が拘束された数時間後に、エジプト当局は昨日、ラファハ南部の国際標識12号からイスラエルへと密入国しようと試みていた不法移民6人を拘束した。

 治安当局筋は、「拘束されたアフリカ人たちは、年齢が25歳から30歳の間であり、エリトリア人4人(男性3人、女性1人)とエチオピア人男性1人、スーダン人男性1人である」と指摘し、「外国人の立ち入りが禁じられているシナイ半島の国境地帯にどうやって到達したのかを明らかにすべく取り調べが行われている」と付け加えた。

 また、治安当局筋は昨日、「ガザ地区との境界線付近のサラーフッディーン地区で一部の地盤の崩落があり、大きな穴が開いた」と発表した。複数の住民はおそらくこの地区での密輸トンネルの掘削が原因であろうとの見方を示している。また同筋は「崩落現場が閉鎖されるまで、この周辺には安全柵が設置される」と付け加え、「物品や犠牲者は発見されていない」と述べた。

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( 翻訳者:鈴木啓之 )
( 記事ID:18905 )