カッザーフィー大佐、米のリビア空爆から24周年の記念日にオバマ大統領への支持を世界に呼びかけ
2010年04月17日付 Al-Ahram紙

■カッザーフィー大佐、オバマ大統領の政策を支持するよう世界に呼びかけ

2010年4月17日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【トリポリ:サイード・アル=ガリーブ】
 
リビアの指導者、ムアンマル・カッザーフィー大佐は世界の人民に対し、バラク・オバマ米大統領の政策を支持するよう呼びかけた。カッザーフィー大佐はオバマ大統領を「平和を好む人物」と表現した上で、パレスチナ問題に対する米国の政策を転換し、1948年に難民となった400万のパレスチナ人を故郷に帰還させるために行動するよう求めた。

この呼びかけは、1986年4月半ばにアメリカがトリポリおよびベンガジを空爆し、カッザーフィー大佐の住居を狙った暗殺未遂事件を起こしてから24年が経過した記念日に発表された談話の中でなされたものである。

 カッザーフィー大佐はスィルトで開かれた記念行事に集まった群衆を前に、オバマ大統領が自身の政策を実行できるよう支援することを世界の人民に求め、オバマ大統領は米国がこれまで世界の人民に対して行使してきた嘘偽りや常軌を逸した計画をすべて取り消したと指摘した。そして、「私は全人民に対し、オバマ大統領にチャンスを与え、彼が平和的な提案をし続ける限りは、その政策を支持するよう呼びかける」と述べつつ、世界の超大国たるアメリカの政策が悪であれば世界が害を被り、善であれば世界が恩恵を被るのだと語った。

 さらにカッザーフィー大佐は、「我々はアメリカの行動を様子見している。なぜならボールはアメリカの手元にあるからだ。われらの息子、バラク・フセイン・オバマを我々は信頼しており、今のような平和的で理性的かつ賢明な政策を続けるのであれば彼を援助し、支持する」と述べた。

そしてアメリカの政策に敵対し続けることは不健全で賢明さを欠く政策であるとして「我々はレーガン政権時代にそうだったように、敵対する理由があるときにはアメリカと敵対する」と述べつつも、「リビアとアメリカの二国間には今現在、いかなる問題もない」と公言して、ロッカビー事件[1988年のパンナム機爆破事件]以後は特に、二国間に懸案など全くないと指摘した。

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(翻訳者:秋山俊介)
(記事ID:18913)