アレクサンドリアでのロバ肉販売の噂の陰にライオンあり
2010年04月30日付 Al-Ahram 紙

■ アレクサンドリアでのロバ肉販売の噂の陰にライオンあり

2010年04月30日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【アレクサンドリア:ナースィル・ジュウェイダ】

一部の肉屋が挽肉、ソーセージ、パストラミといった様々な形でロバ肉を販売しているという噂が独立系新聞で報道され、衛星放送でも取り上げられて、アレクサンドリア市民の間に不満と憤りを引き起こしていた件で、アーディル・ラビーブ知事はアレクサンドリア獣医局のマフムード・ファラグ局長に対し、畜産場と肉の販売所の検査を指示した。

 すると驚いたことに、ある実業家が別の実業家から宮殿を中身ごと購入し、その中には大人のライオン4頭と子どものライオン1頭が含まれていたという事実が判明した。ナースィル・アル=アブド国家保安捜査総局アレクサンドリア局長とアフマド・アブーアキール副局長が指揮した捜査によれば、この実業家は数頭のロバを購入し、ボルグ・ル・アラブ・スタジアムに隣接する宮殿の番人に、ロバを屠畜・解体し、ライオンたちにその肉を与えるという仕事をさせていた。ところが番人はロバの余った部位をまとめて近くの空き地に廃棄していたのである。

廃棄されていたロバの部位は押収され、実業家と番人は取り調べに呼び出されて、アーミリーヤ地方検察庁のアフマド・サラーマ検事正が捜査を担当することとなった。

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:18998 )