イラン国営放送女性問題顧問、「貞節普及計画」について発表:「女性の服装と化粧をより厳格に統制する」
2010年04月28日付 Mardomsalari 紙

イラン国営放送協会の女性問題担当顧問は、「イラン国営放送は貞節とへジャーブの文化普及に関して、特別なプログラムを計画している。もちろん、イラン国営放送はこれまでも、自ら本来の方針に基づいて必要な措置を取ってきた」と述べた。

 サリーヒー顧問は、貞節とへジャーブの文化普及に関して、協会内部で複数回にわたり会議を開いてきたことを明らかにし、さらに「国営放送総裁は、各チャンネルで貞節とへジャーブの文化普及に真剣に取り組むよう、指示を出している」と述べた。

 同顧問はまた、「連続ドラマでは、服装についての問題点は特に見当たらないが、しかし化粧の統制は必要だ。化粧とメーキャップを分ける必要がある」とも指摘した。

 パルヴィーン・サリーヒー顧問は、イラン労働通信(ILNA)とのインタビューのなかで、さらに「貞節とへジャーブの文化普及は、昔からイラン国営放送協会の規則の一部であり、イラン国営放送本来の使命の一部でもあった。現在イラン国営放送は、〔文化革命最高評議会が決定した〕貞節とへジャーブ計画に配慮して、この分野の広報により一層努め、もって社会の健全性を高めることが、自らの義務であると心得ている」と語った。

 同顧問は「外国のメディアは現在、〔イランに対して〕『文化的夜襲』をかけているところである。彼らは一部の〔イラン人〕視聴者たちを、自らの影響下に置こうとしているのだ。このような状況下にあって、イラン国営放送の義務はより一層重要性を増している」と明言した。

〔中略〕

 サリーヒー氏はまた、「テレビの連続ドラマでは、女性は化粧をするべきではない。今後、統制が強められるだろう」と語り、さらに「へジャーブと貞節の文化を普及させるために、連続ドラマの中身に、有益な内容が盛り込まれるよう努力が払われることになろう。そうすることで、へジャーブの哲学やへジャーブの美学、そして適切な服装が〔女性の身の〕安全や平穏にもたらすプラスの影響について、視聴者たちは認識するようになるだろう」と述べた。

 同顧問はさらに、「イラン国営放送では様々な方法をもちいて、ヘジャーブと貞節の利点について宣伝が行われるだろう。また〔逆に〕、へジャーブと貞節の不遵守から生じる結果についても、描写されるだろう。一般民衆にその悪しき結末について知らしめ、彼らを啓蒙することがその目的だ」とも続けた。

〔後略〕

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( 翻訳者:三浦由佳理 )
( 記事ID:19021 )