大統領「彼らは嘘偽りによってイランの歴史を歪曲しようとしている」 (上)
2010年05月01日付 Jam-e Jam 紙

先週の木曜日と金曜日は、我が国の大統領にとって多忙な日々となった。マフムード・アフマディーネジャード大統領は、いくつかの式典への出席をこなし、さらにスィースターン・バルーチェスターン州での某プロジェクトの開業式典に出席して、多忙な週末を終えた。

 マフムード・アフマディーネジャード氏は昨日、第六回ペルシア湾国民シンポジウムの閉会式のなかで、イランが世界秩序を運営する能力を有していることについて指摘し、次のように述べた。「もし、イラン国民の上につもった埃が取り除かれ、イラン国民の真実が世界に明らかにされるならば、抑圧者たちが詐欺行為を働く余地はどこにも残らないだろう。もしそうなれば、〔世界の〕全ての諸国民はイラン国民の方へと、群れをなしてやって来るだろう」。

 イラン国営通信(IRNA)の報道によると、アフマディーネジャード氏はまた、次のように付け加えた。「〔イランが〕ペルシア湾を国民遺産として登録したことについて、一部の者はその名称をめぐる〔アラブ諸国に対するイランの〕一種の反発ないしは〔アラブ諸国との〕言い争いにすぎないなどと考えている。しかしながら、そんな問題〔=ペルシア湾の「真の」名称をめぐるアラブ諸国との言い争い〕など、イラン国民の本来の使命に比べれば、ずっとちっぽけなことなのだ」。

〔中略〕

 大統領はまた、「イランとペルシア湾の名を高らかに掲げることは、決して民族主義的な狂信などではない。なぜならイランに住む多様な民族は、自らの全存在をイランという神聖なる名称とその国土の中に見ているからである」と指摘し、さらに「我々が世界に対して論争を挑んでいるのは、名称をめぐってではない」と強調して、「名前はただの記号、矢印、標識に過ぎない〔‥‥〕」と明言した。

つづく


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( 翻訳者:八十嶋彩子 )
( 記事ID:19064 )