大テヘラン治安維持軍司令官が発表「通りをうろつく迷惑者に対する電撃計画を実施する」
2010年05月11日付 Jam-e Jam 紙

大テヘラン治安維持軍司令官は、「ならず者一掃計画は停止されていない。この計画は数段階に分けて行われ、第2段階は来週の土曜日〔=5月15日〕から開始する」と発表した。

(中略)

 サージェディーニヤー司令官は公園での警官の配置についても、「今年の警察の基本計画の一つは、公園に警官を配置することである。我々は、多くの市民が集うテヘラン市内の主要な公園80カ所、面積にして数ヘクタールに、警官を常駐させることを試みている」と述べた。

 同司令官は、テヘラン市内には1460以上の公園があると指摘し、「これら全ての公園で治安を確保することは、警察にとっても不可能だ。しかし、区評議会や市民と協力して、特に夏の季節に、こうした地域に適切な環境が生まれるよう、われわれとしても努力している」と述べた。

 大テヘラン治安維持軍司令官は「学校警察計画」についても、次のように述べた。「昼夜を問わず全ての時間に警官を常駐させることはできない。またわれわれとしても、市民が市内の至る場所で警官の姿を目撃するような状況を作り出したいと考えているわけでもない。しかし、この計画を各女子校・男子校で開始することは間違いない」。

 サージェディーニヤー氏によると、通りをうろつく迷惑者に対する電撃計画を近々実施する予定であり、〔迷惑者が特に現れる〕多くの場所がすでに特定されているという。また、逮捕された者たちに対しては、特別な取り調べが行われる予定とのことだ。

 同氏は続けて、過去の〔政権の〕怠慢と過誤のために、警察の仕事はとても多くなってしまったとし、「〔‥‥〕現在、我々は文化的・社会的領域にも立ち入っている」と述べた。
〔※ここでサージェディーニヤー司令官が述べているのは、ハータミー政権時代の改革・開放政策のために、社会的・文化的規律が緩んでしまった、そこで警察は今、文化的・社会的領域でも積極的に警察活動(取り締まりや監視)を行っている、ということ〕

 同氏はさらに、警察とバスィージ部隊の連携について、その有効性を肯定的に評価し、「細かいレベルでは、この協力関係は目に付かないかもしれない。しかし、バスィージから良質の情報と協力が〔警察に〕もたらされている様子を、われわれもじかに目にしてきた。これまで、バスィージによる巡回と検問・車内検査によって、〔アルコール飲料その他禁制品の〕効果的発見がなされてきた」と続けた。

 サージェディーニヤー司令官はまた、様々な領域で覆面警官が顕著な働きを見せていることについて、「今年の国際ブックフェアで、“ア・ラ・ビ・ア”湾なる偽りの名称が記載された書籍を複数頒布していた出店ブースがタイミング良く見つかり、同ブースはすぐさま、閉店へと追いやられた。また、最近の〔2009年大統領選挙後の〕暴動に関わった数名の人物や、犯罪多発地区で活動していた一部グループが特定されるという成果もあった。これらは、覆面警官の活躍の一例に他ならない」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:三浦由佳理 )
( 記事ID:19147 )