YÖK、兵役未完了の研究者に「研究兵役」検討中
2010年05月18日付 Milliyet 紙

YÖK(高等教育機構)は、まだ兵役を行なっていない研究者を対象に、教員不足の大学で兵役を行なえるような制度の導入を検討している。

YÖK(高等教育機構)ユスフ・ズィヤー・オズジャン機構長が表明していた「研究兵役」の詳細が明らかになりつつある。YÖK中央委員会は、6月に開催予定の会議で、参謀司令本部に、この件に関する公式文書を提出するか否かについて結論を出す見通しだ。この改正が施行されると、兵役未完了の研究者は、一か月の基礎訓練を軍の施設で受けた後、教員不足の大学で講義することで、兵役として認められるようになる。

YÖKは、初等教育学校の教員が学校で教師をすることで兵役を遂行できる制度に似た制度の導入を目指している。現行制度によると、国防省がみとめた人数の枠内で、選ばれた教員は、一定の訓練をうけたのち、学校で教師を務めることで兵役を果たしている。

YÖK関係者は、特に東部の諸県にある新しい大学で教員不足が深刻になりつつあると述べ、教員不足が「研究兵役」で解消されるだろうと述べた。学術研究がもっとも活発に行われる准教授時代に兵役に行くことが、研究者の学術研究を阻害しているといわれている。YÖKで検討されている案の注目される点は、以下のとおりである:

この制度の導入のため、YÖK中央委員会が来月に開く予定の会議で、この件が議題となる。そして、YÖKのメンバーの意見が聴取される。中央委員会の決定に従い、参謀司令本部にこの件を提案するか否かが決められることになる。この制度は、参謀司令本部が承認すれば、この制度は実現される。尚、兵役を行なっていない研究者の数は、YÖKによって調査中である。

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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:19165 )