ヴァン・アクダマル教会、驚異のレリーフ
2010年05月21日付 Radikal 紙


アクダマル教会の壁に描かれたレリーフが調査された。この地域で1100年前に生息していた30種の動物が明らかにされた。これらのレリーフの中には絶滅したアナトリア・ヒョウも含まれる。

アクダマル教会のレリーフはこの地域で1100年前に生息していた動物の多様性を反映していた。ヴァン湖にあるアクダマル島にある教会は異なる研究の資料となった。
ヴァン100年大学(YYÜ)文理学部生物学科助教授のオズデミル・アドゥゼル博士は、「アクダマルの歴史的教会に関する生物学的見解」というテーマの下に行った研究の中で、教会の壁のレリーフを2年間にわたって調査したと述べた。
「(レリーフで)この地域で生息していたが絶滅してしまったか、あるいはまだ生息している30種近くの鳥、食肉動物を解明しました。これらの中にはアナトリア・ヒョウも含まれています」
同助教授の研究は教会に関する最初の生物学的研究であると強調し、「アナトリア・ヒョウは1970年に絶滅しました。1100年前から現在に至るまで、例えばノガン、オオハクチョウ、山猫やアカシカなどはまだ生息していますが、非常にまれにしか目にすることができません。このテーマでは多くの芸術史の研究がなされました。これらのレリーフは生物学者によって評価されてこなかったために、動物の命名に誤りがありました。教会のレリーフは5つの異なる層に分けられます。基盤となる2つのレリーフは信仰と文化に関するレリーフです。その上の層はこの周囲に生息していた動物に関するものです」
アクダマル教会は長年にわたり廃墟となっていた。1951年に教会の取り壊しが議題に上った。これはジュムフリイエト紙のヴァン特派員イリヤス・キタプジュとヤシャル・ケマルの努力で中止となった。教会は2005-2007年に文化観光省が先導し、隣国のアルメニアとの関係発展に向けた一歩として修復された。アルメニア人には今年の9月19日に教会で儀式を行うための許可が与えられた。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:19188 )