イランのネコよ、永遠に:ネコ科動物の目撃情報データベースが整備中(2)
2010年05月06日付 Iran 紙
マヌルネコ(左)とジャングルキャット(右)
マヌルネコ(左)とジャングルキャット(右)

 イラン・チーター協会のエフサーン・モハンマディー氏は、このことについて次のようにいう。「1387年(西暦2007~2008年)以前にも、ネコ科動物、特にヒョウとチーターについての断片的情報は、当協会によって収集されていたが、87年以降、情報バンクへの収集が本格的に行われるようになっている」。

〔中略〕

 モハンマディー氏によると、「現在、ヨーロッパオオヤマネコについては報告書が作られ、以前までの分布図とは異なった、新しい分布図が分かってきている」という。

 モハンマディー氏は、「『カラカル』と『マヌルネコ』の2種についても、われわれは多くの新しい情報を入手している。こうした情報をもとに、これら2種が置かれている状況について、新たな報告書が作成できるだろう」とも語った。

 野生生物の研究者であるモハンマディー氏によれば、イランのネコ科動物に関する情報収集は、環境庁野生生物局の協力と、国際自然保護連合(IUCN)の支援によって行われているということだ。

 自然の中で野生小型ネコ科動物に遭遇した人は、目撃関連情報を、同協会のサイト www.wildlife.ir 内の「ネコ科動物データベース」に登録することができる。

〔後略〕

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( 翻訳者:高山奈美 )
( 記事ID:19212 )