犠牲者の遺体、取り違い―ゾングルダク炭鉱事故で重なる不祥事
2010年05月26日付 Zaman 紙

トルコ石炭協会(TTK)カラドン支局管轄のゾングルダク炭鉱で起きたメタンガス爆発事故で、亡くなった作業員のうち、6名の遺体の取り違いが起き、それらの遺体を墓から取り出し、本来の遺族へと引き渡され始めた。

5月17日のメタンガス爆発事故後、一部の遺族が、遺体が違っていると主張したのを受け行われたイスタンブル法医学局でのDNA鑑定が終了した。DNA鑑定結果によると、身元不明のままゾングルダク・アタテュルク国立病院霊安室に安置されている3名がイルケル・ベベキ、カーディル・オトゥグチュとハサン・エルシンであることが明らかになった。DNA鑑定結果がでたことにより、炭鉱で救出できなかった作業員がドルスン・カルタルとエンギン・ドゥズジュクであることが判明した。DNA鑑定結果でオトゥグチュの遺族に引き渡された遺体は、実は炭鉱技師のラマザン・ヤヴズであり、ヤヴズであるとされて埋葬された遺体はムラト・オズバイであった。更に、霊安室で安置されている3名の遺体のうちの一体、ハサン・エルシンだとして埋葬された遺体もアフメト・カラベクタシュオールであると確認された。

イルケル・ベベキとされて埋葬された者はサブリ・オズダルであり、エンギン・ドゥズジュクとされていた遺体もエルデム・アルキンであり、ドゥズジュクは炭鉱から救出できなかった2名の1人であることが明らかになった。オズダルとされて埋葬された遺体もエルカン・タシュデミルであると確認された。

間違って埋葬された遺体は、墓を開けて遺体を取り出した後、ゾングルダク・アタテュルク国立病院に搬送された。遺体はそこで本来の遺族に引き渡された。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:19238 )