イスケンデルンで海軍基地襲撃、7名死亡
2010年05月31日付 Radikal 紙

ハタイ県のイスケンデルン郡にある海軍司令部所属の補給部隊がテロリストらによりまずミサイルが、その後射程の長い武器で攻撃された。初期情報によると7名の兵士が死亡し、9名が負傷した。

事件は、午前0時40分ごろ、ハタイ県のイスケンデルン郡にある海軍司令部に所属する補給部隊において起こった。テロ組織のメンバーらによる道路から軍に向けまずミサイル、その後射程距離の長い武器で襲撃を受けた。トルコ側の兵士も応戦したことでその場でしばし銃撃戦が生じた。裏切り者の攻撃で始まった最初の攻撃の際に6名の兵士が死亡し、9名の兵士が負傷した。負傷した兵士たちは海軍病院とイスケンデルン国立病院で治療中だ。攻撃した後逃亡したテロリストらを拘束するために郡内で幅広く対応措置がとられた。郡の出入り者を管理する一方、特殊作戦・テロ対策部門のチームは、行動を開始した。

■ 3人の兵士がGATAに送られた

ハタイ県のイスケンデルン郡にある海軍司令部所属の補給部隊に向けたテロリストによる攻撃で重症を負った3人の兵士は、アンカラ・ギュルハネ陸軍医学病院(GATA)に送られた。殉職した兵士の遺体はイスケンデルン国立病院から引き取られ、陸軍病院の遺体安置所に送られた。

この間にテロリストの攻撃を受けた駐屯地の隣にある現代住宅地区に住む市民たちは、大きく轟くような音で目が覚め、その後発銃声が響いたと述べ、テロリストたちに怒りを露にした。

■ BDPビルに投石

ハタイ県のイスケンデルン郡にある海軍司令部所属の補給部隊に攻撃がなされたというニュースを知った何人かの市民たちは、負傷者が搬送された国立病院に群がった。ここであるグループが、病院の約800メートル先にある平和民主党(BDP)の郡支部ビルに歩み、投石した。警察の介入の後、グループは、党の建物の周りから離れた。この間に、殉職した兵士が、アンタキヤ国立病院に搬送された負傷者のうちの一人エルハン・テルレメズであることが明らかになった。

■ 歩哨の交代の際の攻撃:死者7名、負傷者3名

イスケンデルンで行われたハタイ知事ジェラーレッティン・レケシズ氏を含む代表団による朝の事件論評後、書面による発表がおこなわれた。発表では攻撃が昨日30日23時50分になされたことを明らかにする中、次のコメントをした。

「現代住宅地区にある、自動車専用道路の下にある海軍司令部に所属するイルボア駐屯地の補給部隊で歩哨交代のために送迎に来た車両にたいし、道路に近いアマノスで活動を行った分離主義者のテロリストがRPG-7ロケットと射程の長い武器を用いて攻撃をおこなった結果、6名の兵士の死亡し、同時に車両内にいた7名が負傷した。負傷した兵士のうち、スィヤメト・クルンチュ(ハッキャーリ)、オスマン・トクブルト(カスタモヌ)、ネディム・チャール・テュレ(マニサ)はGATAで、メフメト・アイヌール(ブルドゥル)、タネル・アドゥヤマン(ビトリス)がイスケンデルン国立病院で、ムアッメル・アルテミュル(トカト)、 エロル・セヴィンディク(オルドゥ)は、イスケンデルン海軍病院で治療を受けている。地域では捜索が続けられている。」

■自身の兵役先イスケンデルンで息子が殉職した

ハタイ県イスケンデルン郡で殉職した6名の兵士のうちのケナン・オウズ・エルバイの父エクレムさんも、かつて兵役をイスケンデルンでしていたのがわかった。事件の知らせを聞くと住んでいるイズミルから2人の弟と共にイスケンデルンに来た父エクレムさんは、イスケンデルンの郡警察本部前で涙を流した。もう一人息子がいるとした同氏は「私もイスケンデルンで兵役をしました。息子をイスケンデルンで殉職しました。国に幸あれ。一人の殉職者を出しました。息子がもう一人います。この息子も私自身もこの国のために命を捧げる心づもりです」と話した。

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:19291 )