「音楽への愛」が離婚の理由
2010年05月25日付 Mardomsalari 紙

ある男性が、自分は音楽とタールをこよなく愛しているが、妻がそのタールの弦をズタズタに切ってしまったとして、女性との離婚を判事に訴えた。

 ファールス通信によると、男性はシャヒード・マハッラーティー家庭裁判所を訪れ、同裁判所の第240支部の判事に訴状を提出した。

 26歳のこの男性は判事の前で、一刻も早い妻との離婚を訴えた。男性は次のように続けた。「妻は私を怒らせる為に、私とともに人生を歩み、自分の指の一部であるかのように感じてきたタールの弦を、ズタズタに切ってしまった。私はこのことに非常に憤慨している」。

 この男性はさらに、次のように述べた。「音楽とタールは、私の人生そのものです。ところが妻は、子供時代から大切にし、何年も私の人生と共に歩み、そして父の形見でもある私のタールを壊したのです」。

 これに対し23歳の女性は、法廷の前で次のように述べた。「私はあらかじめ意図して、そのようなことをしたのではありません。タールを綺麗に拭いていた時に、弦が切れてしまったのです。タールの弦は最初から傷んでいたのです」。

 彼女はこのように続けた。「夫がタールと音楽に敏感なのは知っています。意図的にそのようなことをするはずがありません。何度も謝りました。なのに、彼は私を法廷に引っ張り出し、容赦する余地はないと言うのです」。

 女性は続けた。「そもそも、夫が音楽を愛し、細やかな性格の人物だったからこそ、私は彼と結婚したのです。私達が一緒に暮らし始めて、約2年になります。なのに、タールのことで私を法廷に引っ張り出すなんて」。

 これに対し男性は、「もう妻とは一緒にいたくない。私は妻が罪を犯したと考えている。そうである以上、彼女と離婚して、もう一度音楽の仕事を始めるのがよいと思う」と主張、女性も「もし夫が望むのであれば、私も離婚いたします。争う気はありません」と言い添えた。

 本件を審理した判事は、調停によっても離婚を思いとどまらせることはできず、最終的に合意による離婚という裁定を下した。

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( 翻訳者:八十嶋彩子 )
( 記事ID:19300 )