「伝説のイスタンブル」展始まる―サバンジュ博物館
2010年06月05日付 Hurriyet 紙


世界で最も躍動的な都市のひとつであるイスタンブルの秘密を解き明かす、そして1983年の「アナドル文明展」ですら見劣りしてしまう、「伝説のイスタンブル―一首都の8000年」展が、サバンジュ大学サクプ・サバンジュ美術館で始まった。

美術館長ナザン・オルチェル博士は開会式でスピーチを行い、「この展示は私が思い描いていた最も重要なプロジェクトのうちのひとつでした。ある意味、イスタンブルに対して私が感じている恩を、この展示をもって返しているのです」と述べた。

■展示は9月4日まで

「伝説のイスタンブル―一首都の8000年」展の最も基本的な特徴は、世界の様々な場所から、初めて外に持ち出す許可が出た、それぞれ希少な作品が見られることである。希少な作品のなかには、十字軍の遠征の際にバチカンに持っていかれ、今日まで専門家のみが見ることのできた作品や、イスタンブル・ギリシャ正教総主教座、ヘイベリアダ神学校の2つのイコンも含まれている。
展示の本当の目的は、歴史上集団移民をほぼ全く出さず、それとは反対に来る者を受け入れその中に溶け込ませてきたイスタンブルという都市を構成する人と精神とを見てもらうことである。トルコ史上最も大規模なこの展示は、9月4日まで続く。

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( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:19335 )