キプロス訪問のローマ教皇、ナクシュバンディー教団シャイフと接見
2010年06月06日付 Radikal 紙

ローマ教皇ベネディクト16世が、キプロスにてナクシュバンディー教団のシャイフ、ナーズム・クブルシと接見した。
北キプロス・トルコ共和国で、デルヴィシ・エルオール氏が大統領に選出された後の話し合いにおいて、問題を引き起こしているディミトリス・フリストフィアス・キプロス共和国大統領は、南のキプロス共和国を訪問したベネディクト16世に対し、「トルコによる軍事占領」への非難を長いこと繰り返し、以下のように発言した。「北側に残されたわれわれの文化的・宗教的遺産が、36年もの間ずっと台無しにされている。(その数ゆうに)500を超える教会や、われわれの記念碑が破壊されているのです。国際社会はトルコへの圧力を強めるべきです」
またローマ教皇は、北キプロスからキプロス共和国に移住してきた88歳のナクシュバンディー教団のシャイフ、ナーズム・クブルス氏とも接見した。チャールズ英皇太子をムスリムにしたと噂され、信徒たちの中にはユスフ・イスラーム(キャット・スティーヴンス)もいるナーズム・クブルシシャイフが、立ち上がってローマ教皇に挨拶を行う際、「すみません、とても年老いているもので」と言うと、83歳のローマ教皇も「私も年寄りです」と応じた。二人の宗教指導者は、お互いの信徒たちのために祈りを捧げる約束をして別れた。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:19342 )