国連安保理イラン制裁決議に、トルコは反対票
2010年06月09日付 Milliyet紙

国連安全保障会議でイランに対する新たな制裁決議が賛成12票で可決された。この投票でトルコとブラジルは反対票を投じたが、ロシアと中国を含む全ての常任理事国が支持を表明し、レバノンは棄権した。アメリカが主導した新制裁案に対する安全保障会議15理事国による投票は緊迫した雰囲気のなかで行われ、予想どおり賛成12で可決された。

■ボスニアも賛成票

賛成票を投じたのは、常任理事国であるアメリカ合衆国、イギリス、フランス、ロシア、中国、非常任理事国のオーストラリア、日本、メキシコ、ウガンダ、ボスニア=ヘルツェゴビナ、ガボンとニジェールであった。


国連安全保障会議は核開発疑惑にもとづきイランに対する新たな、強硬な制裁決議を可決した。決議案は、安全保障会議15カ国のうち、トルコとブラジルが反対票を投じるなか、12の賛成票により可決された。レバノンは棄権した。

この決定には、イランでの核開発プログラムにかかわかっているイラン核エネルギー機構付属のイスファハン核技術センター所長ジャヴァト・ラヒーキー氏と、合計40のイランの組織に対する、国外での財産の凍結と、旅行の禁止が盛り込まれている。この40の組織のなかには、イラン革命防衛隊に属する15組織と、イラン海運に属する3組織も含まれている。

この決定では、イランがウラン濃縮や、新規事業、重水プロジェクトを中止しなかったとし、イランが、安全保障会議がこの件でイランに対して行った2006年、2007年、2008年の決定に従わず、また、国際原子力機構にも協力しなかったため、新たな処置がとられることになったとされている。また、イランが国際原子力機構への通知なしにウランの20%濃縮を実施したことが懸念材料とされ、イランの核開発プログラムは、核兵器の拡散という点で世界の脅威であるとした。

決定ではトルコとブラジルがイランと核交換を合意したことにも言及され、このトルコとブラジルの外交努力が、「安全を高める方策」として貢献するだろうとした。しかしながら、イランには、核問題の本質的解決のための努力を求めた。

この決定により、すでにイランに実施されている国連武器輸出禁止は、さらに拡大される。イランの核開発プログラムに関係する銀行に対し、厳しい検査と制裁が実施される。また、国際的な取引においても、全てのイランの銀行との売買が厳しい監督下におかれ、イランとの間で航行する船舶が禁止物資を載せているかもしれないという疑いがもたれる場合には、公海上で、厳重なコントロールが実施される。

安全保障会議常任理事国であるとアメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシア、さらにドイツとのあいだで5カ月にわたって続けられた交渉の結果としての制裁案は、先月末にようやく関係国の合意にいたり、5月18日に、非常任理事国である10カ国に提出されていた。

■トルコとブラジルによる「努力」が原因で、遅れた

しかし、投票は、トルコとブラジルの態度が原因となり、予定の時間より1時間おくれてはじまった。情報によると、トルコ、ブラジル、レバノンは一致した行動をとるかどうかを検討し、このために舞台裏で熱心な外交交渉が続いたとみられている。(後略)

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(翻訳者:トルコ語メディア翻訳班)
(記事ID:19367)