イズミト湾で赤潮
2010年06月10日付 Milliyet 紙


昨日午後から発生している赤潮の原因は、海水汚染による藻の異常繁殖であることが判明した。

 多くの家庭ゴミで汚された湖や海において、その汚染源が有する養分が過度に増加すると「藻」という単細胞生物が発生するが、イズミト湾においてもこの藻が異常繁殖し、赤潮が発生した。専門家やベテランの漁師らは、藻の異常繁殖がイズミト湾で時々発生すると話し、何年も家庭ゴミや産業廃棄物が無責任に捨てられた結果、一時、海が死んだ状態になり、そのため対策を講じ、水上飛行機で調査を行い、汚染をどうにかコントロールできるようになったにもかかわらず、イズミト湾ではまだ汚染が続いている。最近の雨で、下水道をとおって運ばれたゴミのために、イズミト湾のイズミト沖で藻が繁殖し、海水が当たり一面赤色となった。微生物が過剰に養分を摂取し、それが一部分に集中することによって発生するこの赤潮は、繁殖した藻が湾内を移動するため、湾内の様々な場所で発生している。

 イズミトのベテランの漁師で船を所有しているメフメト・クユジュ氏は、藻の異常繁殖が毎年この季節に繰り返されており、またこれが汚染によるものであることは良く知られていると話した。昨日から発生している赤潮はイズミト沖やギョルジュク、デニンジェそしてカラミュルセル沖でも見受けられる。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:19376 )