ハサン・ホメイニー師の演説がヤジで中断に:ホメイニー逝去記念日で
2010年06月06日付 Mardomsalari紙

イスラーム革命の創始者ホメイニー師の逝去記念式典で、ホッジャトルエスラーム・セイエド・ハサン・ホメイニーの演説が、〔演説会場の〕イマーム・ホメイニー廟内に来ていた一部集団の起こした混乱によって、中断を余儀なくされるというハプニングが起きた。

 ILNA(イラン労働通信)の報道によると、アフマディーネジャード大統領の演説の後、革命創始者の孫ハサン・ホメイニー師が演説のために演壇に上った。するとそのとき、会場にいた一部の人々からシュプレヒコールが上がり、そのため演説は中断されて、同師は演説用に準備していた原稿を読むことができなくなったという。

 ハサン・ホメイニー師は、中断を余儀なくされた自身の演説で、最後にただ次のように述べることしかできなかった。「国民は間違いなく、このようなシュプレヒコールを上げているほんの一握りの人々に対して、うんざりした感情を抱いている。こうした一握りの人々は、亡きイマーム〔=故ホメイニー師〕を記念する盛大な式典を、国民にとって不愉快なものにしようと企てているのだ〔‥‥〕」。

 ハサン・ホメイニー師は、会場で沸き起こったシュプレヒコールはイマーム廟内にいる一握りの人々によるものに過ぎないとした上で、さらに「廟の内外にいる本当に多くの皆さんは、この事態にとても不愉快な思いをされていることでしょう。皆さんには、私から謝罪いたします」と付け加えた。

 イマーム・ホメイニー廟の管理人を務めるハサン・ホメイニー師はさらに、シュプレヒコールを上げて自身の演説を妨害した「一握りの人々」に向けて、「あなた方がイマーム〔の思想〕に親しまれることを望みます」と述べた。

〔中略〕

 なお、革命の偉大なる創設者の逝去を記念する21回目の式典は、革命最高指導者や文官・武官の幹部たち、外国の賓客、そしてイラン国民の熱烈な参加のもと、イマーム聖廟において催された。

〔中略〕

 またアフマディーネジャード大統領が演説で、シオニスト体制の犯罪行為ならびにイスラエルの最近の行動について言及し、それを非難すると、群衆からは「イスラエルに死を!」のシュプレヒコールが上がり、これに対し大統領は手を翳(かざ)して、彼らに静粛を呼びかけた。〔‥‥〕

 さらに大統領が「選挙での国民の票に関心・注意を払おうとしない一部の人々」〔=2009年の大統領選挙の結果に抗議をしている人々〕や、「国の全てを所有しているかのように思い違いをしている権力者」〔=有力な宗教指導者の子息など、「特権的地位」を貪っているとされる人々〕のことに言及すると、その場にいた〔一部の〕群衆からは、「偶像破壊者のアフマディーよ、巨大な偶像をぶち壊せ!」の叫び声が上がった。大統領はこのシュプレヒコールに対して、一瞬沈黙した後、ひとこと「どういたしまして」と語りかける一幕もあった。

〔後略〕

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(翻訳者:森田沙里)
(記事ID:19383)