アフマディーネジャード「ホルダード月22日の伝説は革命のグローバル化のきっかけとなった」
2010年06月14日付 Mardomsalari 紙

マフムード・アフマディーネジャード大統領は、ホルダード月22日〔西暦6月12日〕の偉大かつ永久不滅の伝説〔=2009年大統領選挙でのアフマディーネジャードの勝利を指す〕が革命のグローバル化のきっかけとなり、世界的使命を実践するための新たな段階にイラン国民を引き入れた、との認識を示した。

 ILNA(イラン労働通信)の報道によると、アフマディーネジャード大統領は第10期大統領選挙1周年を記念して、各大臣や各省の次官、ならびに各政府機関の長官らと面会し、〔‥‥〕昨年のホルダード月22日はきわめて偉大な日であったことに疑問の余地はないと述べた上で、「この偉大で永久不滅の伝説は、革命のグローバル化の契機となり、世界的な使命達成のための新たなフェーズにイラン国民を引き入れたと言うことが、恐らくできるだろう」と指摘した。

 アフマディーネジャード大統領は、昨年の選挙では革命思想の有効性、救世主マフディー再臨を待望する思想の重要性、そしてマフディー待望思想の変革創出能力、の三つが作用したと指摘し、さらに「これらの思想は毎日のように、発展と拡大へと向かっている。これらの思想こそイラン国民に真の使命を教えるものであり、かつイラン国民の永続の秘訣だと、われわれは信じている」と述べた。

 国連安全保障理事会がイランの国民に対して採択した最近の決議に関し、アフマディーネジャード大統領は「力に物を言わせる大国たちは、自分たちを守るために、この決議を採択したにすぎない。言うまでもなく、彼らの自己防衛などきわめて稚拙なものだ。彼らは〔対イラン制裁によってイランに打撃を与えるのではなく〕自ら痛手を被っているからだ」と述べた。

 大統領は、昨年のホルダード月22日は偉大なる伝説であり、それはイラン国民すべてのものだと強調しつつ、「4000万人、つまりすべてのイラン国民が、この偉大なる伝説に参加した。彼らはそうすることで、民主主義の歴史に記録を打ち立てたのだ」と述べた。

 大統領はさらに「今日、国を運営する機関すべてが一致団結、心を一つにして、神の理想の高き頂へ向けて動いているところだ。〔‥‥〕この国で過去の状況が再び繰り返されることはあり得ない。われわれは、今日よりもはるかに高い地平に昇る準備をしなければならない。したがって、われわれはこれまでの何倍ものエネルギーをもって、より高い質の仕事の実践に向けて準備する必要があるのだ」と明言した。
〔※アフマディーネジャード大統領がいう「過去の状況」とは恐らく、ラフサンジャーニー政権やハータミー政権のときの「悪政」のことを暗に示唆しているものと思われる〕

〔後略〕

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( 翻訳者:安斎卓也 )
( 記事ID:19508 )