サーレヒー原子力庁長官「イランは今後も国際的な約束事にコミットする」
2010年06月13日付 Mardomsalari 紙

イラン原子力庁長官は、テヘラン研究用原子炉向け特殊燃料の生産について、今後数ヵ月間のうちに新たな成果がイラン政府から発表されるだろうと述べた。

 ISNA(イラン学生通信)によると、イラン原子力庁のアリー・アクバル・サーレヒー長官はニュース専門チャンネル「アル・アーラム」とのインタビューのなかで、次のように述べた。「先の国連安保理決議には、何も新しい点はない。なぜならば、イランは30年も前から、経済的にも、技術的にも、政治的にも封鎖・制裁措置を受けてきたからだ。その結果、新たな決議が採択されても、特に核活動の分野では、何の問題にも直面しないだろう」。

 ノーヴォスチ通信によると、サーレヒー長官はまた、今後数日あるいは数週間のうちに、状況は変わるだろうと述べ、先の決議がブーシェフル原発でのロシアの活動に影響を与えることはないだろうとの見通しを示した。

 イラン原子力庁長官は、国際的な約束事にイランはコミットし続けると強調し、さらにイランは国際原子力機関(IAEA)との関係を今後も維持すると力説した。

 サーレヒー長官はその上で、今後数カ月のうちに、特にテヘラン研究・医療用原子炉に必要な核燃料の生産において、新たな成果が〔イラン政府から〕発表されるのを、われわれは目撃するだろう、と述べた。

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( 翻訳者:小原智恵 )
( 記事ID:19519 )