トルコ古典音楽の楽譜7万曲、インターネットで公開へ
2010年06月28日付 Radikal紙

トルコ音楽文化保存プロジェクトにより、トルコ古典音楽7万曲の楽譜がまとめられ、トルコ音楽基金のインターネットサイトから配信されることになった。

イスタンブル2010欧州文化首都実行委員会トルコ古典音楽部門代表メフメト・ギュンテキン氏は、イスタンブル2010欧州文化首都(AKB)事業の一環として行うプロジェクトに関し会見し、今年は21のトルコ古典音楽関係のプロジェクトを進めていると述べた。そして、「トルコ音楽文化保存」プロジェクトにより、トルコ古典音楽7万曲の楽譜をまとめ、トルコ音楽基金のインターネットサイトから配信すると話した。

ギュンテキン代表は、トルコ音楽には、古典音楽(klasik Türk müziği)だけでなく、民俗音楽(halk müziği)やスーフィー音楽(tasavvuf müziği)といったジャンルがあるが、こうした主要なジャンルの一部の曲目は楽譜として記述されているにもかかわらず、今日に至るまで一箇所にまとめられていないと説明した上で、プロジェクトの実現によりこの問題は過去のものになると指摘した。

ギュンテキン代表は、古典音楽、宗教的スーフィー音楽、軍曲から6万2500曲、残りの7500曲を民俗音楽が占めるトルコ音楽作品が、さまざまな集成のなかにある異なるヴァージョンも一括してまとめられ、トルコ国内外の芸術および学術的活動での利用に門戸が開かれると話した。

また、トルコ音楽の大家であるジュネイド・コサル氏による世界に類を見ない楽譜アーカイブスも、今後、(イスタンブルの)イスラム研究センター(İSAM)の中に設立される楽譜アーカイブスと図書館に移管され、研究者らに公開されるという。

■イスタンブルにはミュニル・ヌレッティンの音楽が似合う

ギュンテキン氏は、2010欧州文化首都プロジェクトの一環で、「ミュニル・イスタンブル」プロジェクトを通して作曲家ミュニル・ヌーレッティン・セルチュクを回顧することにも触れた。

ギュンテキン代表は、昔は市内の定期船においてミュニル・ヌレッティン・セルチュクの音楽が流れていたと話す作家ミュネヴェル・アシャルの「ボスポラス海峡にはミュニル・ヌレッティンの声が最もよく似合う」という言葉を引用し、2010欧州文化首都プロジェクトの一環で、ミュニルの息子であるティムール・セルチュク氏とともに、ミュニル・ヌレッティン・セルチュクの作品からなるコンサートを行うという願いが実現できたと述べた。

ギュンテキン代表は、5月末にリュトゥフィ・クルダル会議展示場で行われ、大きな話題を呼んだこの事業について、「ミュニルの国」を意味する「ミュニリスタン」という言葉から出発し、そのように命名したと述べた。

ギュンテキン代表は、イスタンブルの今の人口構成を考えれば、イスタンブル市民の多くがミュニル・ヌレッティンをよく知らないとした上で、しかしながら、「Kalamış(沼地)」や「Dönülmez akşamın ufkundayız(戻れないあの夜の地平に私たちはいる)」という名の作品の各節はいまも歌われており、この点でミュニル・ヌレッティンはいまでもその人気を保っていると語った。

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(翻訳者:萩原絵理香)
(記事ID:19541)