シェイホルエスラーム氏、ガザへの支援物資の船による輸送断念を発表
2010年06月27日付 Jam-e Jam 紙

「パレスチナのインティファーダを支持する国際会議」の事務局長は、船によってガザ地区に輸送される予定であったイラン・イスラーム共和国市民の支援物資について、他の方法による輸送が検討されていることを発表した。

 イラン国営通信(IRNA)によると、ラシュトでの記者会見で、ホセイン・シェイホルエスラーム氏は、シオニスト体制によって封鎖されたガザ地区の人々への〔イラン〕市民による支援物資を載せたイラン船が出航を取りやめた最大の理由について、同体制が人道支援に対して暴力的かつ非人道的な対応を行っていることを挙げた。

 同氏はまた、「たとえイラン船によって支援物資が届けられないとしても、これまで集められた支援物資は他の方法を用いてガザ地区に送られるであろう」と述べた。

 「パレスチナのインティファーダを支持する国際会議」事務局長は、さらに次のように付け加えた。「シオニスト体制は、封鎖されたガザ地区の人々への支援問題を政治化している。我々はこのような人道的行動が政治化されることを望まない。なぜなら、我々にとってなによりも重要なのは、ガザ地区の封鎖が解除されることであるからだ」。

 同氏はさらに「シオニスト体制は国連に宛てた書簡の中で、レバノンやイランの船舶がガザ地区に立ち現れれば、それは同体制との戦争〔の意志〕の現れであり、〔それに応じた〕対応をとる旨、表明している」と強調し、「こうした口実をシオニスト体制から奪い取るために、抑圧されたガザの人々のために集められた支援物資は、イランの名を冠することなく、別の方法でガザ地区に届けられることになるだろう」と述べた。

Tweet
シェア


関連記事(アーヤトッラー・ヌーリー=ハメダーニー、ガザ訪問の用意を発表)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:塩尻菜穂子 )
( 記事ID:19551 )