ジャフロミー氏、銀行の利率を一桁台にするよう要求
2010年06月27日付 Jam-e Jam 紙

通貨信用評議会の委員の一人は、インフレ率に準じて銀行の利率を決める必要があると強調したうえで、「インフレ率が一桁台になったことから、通貨信用評議会は銀行の利率の見直しに着手するだろう」と述べた。

 セイエド・モハンマド・ジャフロミー氏はファールス通信との会見で、インフレが収まっていることを理由に、利率が高止まりしていることに対して民間部門から抗議の声が上がっていることについて、次のように語った。「私も民間部門と同様、融資の際の利率は低く抑えられるべきだと信じている。なぜならこの利率では、イラン経済は回らないからだ。〔資金の〕循環はもっと良くなるべきだ」と語った。

 同氏は各銀行の融資の利率を低下させるための方法について、「銀行は融資の利率を低くするために、まず預金への利息を低く抑え、それと同時に銀行業務を活発化させる必要がある」と述べた。

 同氏はその上で、「通貨信用評議会は必ずや、この問題について何らかの方策をたてることになるだろう。しかし総合的かつ補足的な説明については、同評議会の報道官役を務めるバフマニー氏〔※中央銀行総裁〕が行うことになるはずだ」と述べた。

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( 翻訳者:吉田みずき )
( 記事ID:19575 )