ハサン・ナスルッラー、ハーメネイー最高指導者にお悔やみ:ファドゥルッラー死去で
2010年07月05日付 Jam-e Jam 紙

〔レバノン・ヒズブッラーの指導者である〕サイイド・ハサン・ナスルッラーはレバノンのシーア派最高権威(マルジャ)の大学者ファドゥルッラーが亡くなったことを受け、ハーメネイー革命最高指導者を筆頭とするすべてのマルジャに対し、お悔やみのことばを述べた。ナスルッラー氏はそのなかで、「われわれは善き知恵と戒めに従って、他者との対話を重んずる人間になること、また圧制に抗い占領者に対して抵抗を行っている人々の一部となることを、彼の学派から学んだ」と述べた。

 ゴム神学校講師協会も声明を発表して、大学者ハサン・ファドゥルッラーの逝去にお悔やみをことばを述べ、レバノンの虐げられた人々の拠り所であったこのシーア派の権威の記憶に敬意を表した。

 アリー・ラーリージャーニー国会議長も声明の中で、大学者ファドゥルッラーの逝去にお悔やみのことばを述べた上で、すべてのムスリム、特にレバノンの国民と政府に向けて、次のように綴った。「この偉大なる男は、鋭い見識と思慮深さによって状況を注視し、タイミングを逸することなくムスリムたちにそれを伝えることで、敵に対する強固な防壁を築いた」。

 公益判別評議会のハーシェミー=ラフサンジャーニー議長もお悔やみのメッセージの中で、大学者ファドゥルッラーをレバノンの「聖戦士にして、イスラーム法学者、そして社会的・政治的著述家」として描き上げ、つぎのように希望を表明した。「彼の輝かしい思想は、イスラーム社会の未来を担うすべての神学生や人々にとって、進むべき道を照らし出すものとならねばならない」。

Tweet
シェア


関連記事(大アーヤトッラー・モンタゼリー、死去)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:石井健介 )
( 記事ID:19598 )