6か月で170人のPKK「テロリスト」殺害―トルコ軍発表
2010年07月07日付 Radikal 紙


トルコ軍によるテロ組織PKK(クルド労働者党)に対する掃討作戦が間断なく継続される一方で、テロ組織は多くの死者を出し、脱退者が後を絶たないことが明らかになった。

今回のトルコ軍によるPKK掃討作戦では15人のテロリストが死亡した。スイィルト、シュルナク、カルス地方で実行された作戦で、下記の人物の死亡が確認された。(以下、鉤括弧内は組織でのコード名)
「エルダル」アブドゥルラフマン・ボズダー(31)、「ヘブン」エイレム・デミルペンチェ(31)、「フィクレト」ハミト・テキブダク(30)、「アザド」ハリル・カヤ(28)、「ハールン」アリ・ジロ(28)、「シラヴ」グルベト・ギョカル(27)、「ザグロス」イブラヒム・バシャク(27)、「シパン」オズギュル・ダーハン(27)、「ハヴィン」ネフィセ・ウシュク(26)、「シャーヒン」ハサン・ジャフェリ・ハイダルアンル(24)、「ヘレコル」ハリス・クダイ(24)、「ケマル」ヤシン・オズメン(24)、「ペルヴィズ」マフスム・ガバル(24)、「アリ」アフシャル・レシャデデュズ(23)、「フラト」ギョクハン・アクポラト(22)。

死亡したテロリストからは、大量の武器や軍事用品、生活用品、食料品などと共に組織に関連する書類などが発見された。

一方、テロ組織のイラク北部にあるキャンプから逃げ出すことに成功した20歳のM.I.Oと、21歳のM.G、19歳のA.Yという2人の女性メンバーが2日前の深夜、武器を持ったまま治安部隊に投降した。
取調べを短期間で済ませ裁判所へ移送された元メンバーらは、組織に所属していた時期に組織の活動や騒動に一切関わっていないことなどから「深い反省」を認められ釈放された。

PKKに対して2010年の上半期に実行された作戦では、170人の組織メンバーが死亡。一方、同時期に組織から逃亡し武器と共に治安警察に投降した者は154人に達した。

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:19630 )