ドイツ、İHH(「人権・自由」)の活動を禁止―ハマスと関係
2010年07月12日付 Yeni Safak 紙

ドイツの内務大臣トーマス・デメジエールは、ハマスの名のもとに寄付金を集めたとして、本部がフランクフルト市にある“人権・自由人道支援財団”(IHH)という名のトルコの組織の活動を禁止した。

同大臣は、書面での説明で、「ハマスのようなテロ組織へ支援をしている」ために特にハンブルクやヘッセン、ノルトライン・ヴェストファーレン州でIHH が活動することを今朝より禁止すると発表した。

IHHが長い間ガザ地区でハマスの名の下で活動をおこなう「いわゆる」社会福祉財団を物質面で多大に支援してきたとし、「ハマスはイスラエル、ユダヤ系市民に対して暴力に訴え、このようにしてイスラエルとパレスチナの国民間の平和的合意に否定的影響を及ぼした。財団の設立理由の中でもイスラエルの生存権を認めず、政治と宗教的目的を遂げるため暴力を助長している。ハマスは、攻撃的且つ好戦的な立場でイスラエル政府の各個人と組織に対し、必要な場合テロ行為に訴えかけ被害を与え、暴力を煽り立てている」という見解を示した。

同大臣は、「IHHが受けた金銭的援助を用いてハマスのテロ活動を支えた」と主張した。「IHHがこのようにして暴力を煽り立てたため、活動の禁止を決定した」とし、「ドイツから直接もしくは間接的な方法でイスラエル政府の生存権に反対する活動をした団体は、国内の結社の自由(権)を侵害したことになる。このためIHHの活動を今日(12日)以降禁止とした」と表明した。

ドイツ連邦憲法擁護庁は少し前発表した報告で初めてIHHに言及し、同財団が特にパレスチナ人とガザ人のためにおこなった援助キャンペーンを指摘していた。

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:19671 )