肥満と知性低下の関係を示す最新の研究成果が発表される
2010年07月16日付 Al-Ahram 紙

■ 体重増加=知性の欠如

2010年07月16日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HPニューデイ面

 アメリカでの最新の研究によって、肥満と思惟・思考・記憶能力減退との密接な相関関係が指摘された。

 シカゴのノースウェスタン大学のダイアナ・カーウィン助教授は、肥満度を表す体格指数が1段階増加するごとに、思考・記憶力、その他の知的能力が低下することを明らかにした。カーウィン氏は認識能力の低下に関して、肥満は実質的にそれ自体が、独立した危険要因となると述べた。研究によれば、調査対象となった女性8000人の間では、体重が1ポイント増加するごとに知的能力が1ポイント低下したという。研究チームの長[であるカーウィン氏]は、たとえ血圧が正常で、糖尿病に罹っていなかったとしても、肥満は記憶と関係する知的能力、また抽象的な事柄を思考する能力、ものを書く能力、時間を認知する能力において、危険性を残すものだと述べている。

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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:19697 )