NATO副事務局長に、トルコからディリオズ氏就任
2010年07月16日付 Yeni Safak 紙

NATOの副事務局長に、元大統領府外交政策最高顧問であるヒュセイン・ディリオズ大使が就任した。

NATO のスポークスマンは、"防衛政策に責任があるNATOの副事務局長に"任命されたディリオズ氏が、政治と軍事の政策面で、ラスムセン事務局長の一番の助言者になるだろうという見解を発表した。

防衛政策に責任があるNATO副事務局長に、大統領の元外交政策最高顧問であったヒュセイン・ディリオズ大使が就任した。

NATOのスポークスマンは、政治と軍事政策の面でラスムセン事務局長の一番の助言者となるディリオズ氏が、その責務において、NATOの防衛政策、加盟国の国家的かつ集団的自衛と軍事力に関するプランを支えるシステムの計画化、防衛改革、EUを含む国際機構との防衛政策における連携、ロジスティックスと核(抑止)に関する政策を行うことを明らかにした。

ディリオズ氏は、 NATOにおいて準備が行われ、11月のポルトガルでの首脳会議での承認が待たれている新しい戦略構想の政治的調整において重要な役割を担うと目されている。

ヒュセイン・ディリオズ氏は任期中、北大西洋理事会のメンバーとしても席を置く。

■外務省;トルコはNATOへの貢献をより一層強めていく

外務省は、ヒュセイン・ディリオズ大使がNATOの副事務局長に就任したことを受けて、トルコが「NATOに対して今日まで行ってきた貢献をより一層強化していく」姿勢を示した。

外務省が本日(7/16)行った会見では、大統領府の外交政策最高顧問であったヒュセイン・ディリオズ大使が以前にもNATO事務局において職務経験があること、機構の中の議題に関する専門知識が豊富であることも明らかにされた。この中で、「ディリオズ大使の事務次長の就任で、30年かけて漸く、トルコ国民がNATO副事務局長という役職に就く偉業が達成された」と就任を寿ぐ発言も成された。

ディリオズ氏が防衛政策に責任があるNATOの副事務局長という職務に選出されたことを受けて、本日(7/16)、NATOのラスムセン事務局長から、ダヴトオール外務長官へもたらされた説明の中で、「NATO内における、主要な役職を、加盟国間でいかに公正かつ公平に分配するかは、ラスムセン事務局長の選挙時にも重要視されたトピックのひとつであった。 今回ディリオズ大使の副事務局長就任に関しても、この面で我々の期待を満たした人事となっている」と述べられた。

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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:19706 )