トルコのワイン、世界で認められる
2010年07月18日付 Hurriyet 紙

■トルコのワイン、世界で認められる
トルコがワインで世界に知られ始めており、トルコワインは世界的に有名になっている。
トルコのワインであるボアズケレ、オクズギョズ、ナリンジェ、エミール、カレジッキ・カラスが、世界的に有名なワインの仲間入りをしているが、今年はカヴァクル・デレ社のワインが国際ワインコンテストで金賞10個、銀賞26個、銅賞42個を獲得し、「最優良ロゼ賞」を受賞した。
カヴァクル・デレ社取締役のアリ・バシュマン氏は、1929年にアンカラで設立されたカヴァクル・デレ・ワインは、2010年も果樹園投資と生産するワインで、ワイン市場でのリードを維持し続けると語った。
バシュマン氏は、エーゲ地区を筆頭に合計7か所で行ってきたブドウ栽培の結果、世界の名だたるワインの中でトルコワインとして上位を占めるようになったと指摘した。
バシュマン氏は今日7つの地域の550ヘクタールの畑で、より上質なブドウが収穫できるように、植樹密度から、質を上げるための剪定による間引きに至るまであらゆる方法を用いながら、果樹園の中にあるペンドレ・ワインカーヴ(貯蔵庫)やカッパドキア・ワインカーヴで、ポンプを使用せず重力システム(重力式レイアウト)を用いブドウを移送し、ブドウの質が落ちるのを防いでいる、と説明した。

■ロゼワイン、ペア金メダル受賞
今年、国際ワイン市場で大きな成功を収めたバシュマン氏は次のように語った。
「私達の新しいロゼは『エゲオ・ロゼ2009』で、ロゼワイン専門にフランスで行われるモンディール・ドゥ・ロゼ・コンテストで、初出場にして金メダルを獲得しました。
さらに、サン・フランシスコで開催される、アメリカ最大で最も名誉あるワインコンテストである「サン・フランシスコ・ワインコンテスト2010」でも、参加した全てのロゼの中で最優良のロゼに選ばれ、「ペア金メダル」を受賞しました。
(ペア金メダルとは、この大会において全ての審査員が満場一致で金賞にふさわしいとみなした時に、授与される賞である)
私達のワインとブランド力を信じ、2010年上半期に外国で行われ、重要だと思う国際ワインコンテストに、たとえばフランスのボルドーで行われた「プレミア2009年」テイスティング大会に、そしてアメリカのニューヨークで行われたソムリエ・テイスティング大会に参加しました。
他にも、国際ロンドン・ワインフェアで「トルコワイン」として出品し、ワイン界の有名な醸造家たちであるマスター・オブ・ワインともいうべき人々に、そして世界的に有名なワイン評論家に、ロンドンでも、トルコでも我々のワインを味わってもらう機会を得ました。このような努力の結果、我々が獲得した賞や高い評価は、81年の歴史をもつわがブランドをさらに強めるだけでなく、世界のワイン市場においても、トルコワインのカヴァクル・デレ・ブランドで、高級なイメージを作り出してくれることを信じています」

バシュマン氏はワイン界で市場の一部となっているワイン大会での成功と獲得した賞は、世界市場でのトルコ・ワイナリーの知名度を上げることにつながる、と話した。

バシュマン氏は「これはカヴァクル・デレだけではなく、トルコにとって、トルコ・ワイナリーにとって、光栄なことなのです。オクズギョズ、ボアズケレ、カレジッキ・カラス、ナリンジェ、エミールのようなトルコのブドウ(ワイン)を世界に知らしめているのです。同時に外国のブドウでも私達の畑でどれくらい良い結果が得られるかを示しているのです」と語り、これらのコンテストでどのワインも賞にふさわしいとされたことは、トルコのワインが好まれていることを示していると語った。

■賞を獲得したトルコで唯一の生産者
バシュマン氏は、トルコワイン、アナトリアワイン、そしてこうした地域のワインが維持され、守られる必要性を強調し、「ヴィニタリ(イタリア)、モンディール・ドゥ・ロゼ(ロゼ部門唯一の大会)、セレクション・モンディール(カナダ)、モンド・セレクション(ベルギー)等、参加した大会で賞を獲得した唯一のトルコの生産者となりました」と語った。

バシュマン氏は、自分たちの目的は、トルコで素晴らしいワインが生産され、トルコのブドウがとても素晴らしいことを世界に広めることであるとして、「トルコでも優良なワインは生産されており、自分たちの製品に自信を持つべきです。ワイン生産国の消費者のように、我々も自分達のワインをもっと受け入れて、飲むようにしなければなりません」と語った。

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( 翻訳者:尾崎昂 )
( 記事ID:19715 )