シャフラーム・アミーリー氏、イランに帰国
2010年07月15日付 Jam-e Jam 紙

14カ月前アメリカによって拉致されたイラン人研究者のシャフラーム・アミーリー氏がイランに帰国した。

 火曜日の朝、ワシントンにあるイラン・イスラーム共和国利益代表部(パキスタン大使館)を訪れた同氏は、イランの努力と在ワシントン・パキスタン大使館の協力の甲斐あって、テヘラン時間の昨朝、利益代表部の代表が見送るなか、ドーハ(カタールの首都)を目指してアメリカの地を出発、帰国の途についた。

 イラン・イスラーム共和国外務省領事担当次官のハサン・ガシュガーヴィー氏は、中央報道局とのインタビューの中でシャフラーム・アミーリー氏の帰国の時間について、木曜日(今日)の朝であると発表した。

 アミーリー氏はアメリカを離れる前、イラン利益代表部で「シオニスト体制は、[拷問などの手段を通じてイラン核開発の機密情報について]私にむりやり話をさせてやってもよいなどと述べていた」と語った。

 中央報道局の報告によると、同氏は以下のように付け加えたという。「イスラエルは私を[アメリカ当局の手から]引き取り、同国の刑務所に閉じこめてやってもよい、などといっていた。私に[イラン核開発の機密情報について]話すように強要し、もし私がそのことについて話さなければ、私を秘密刑務所に閉じこめ、私の名前で[真実とは]異なる情報を世界中のプレスに流してやる、などと息巻いていた」。

 同氏は、この間受けていた精神的圧迫と心理的拷問は非常に厳しいものだったと指摘し、「ノートパソコンと一緒に持ち出した一連の[機密]文書の存在についてアメリカ・メディアとのインタビューで明かし、さらに私自身が望んでアメリカに避難を求め、これらの文書をこの国[=アメリカ]に持ち込んだと表明するよう、彼らは私を精神的に圧迫した」とも述べた。

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( 翻訳者:上山詩織 )
( 記事ID:19730 )