バフチェシェヒル大学コミュニケーション学部、国際文化計画に関係
2010年07月25日付 Radikal 紙

コミュニケーション学部は多くの文化的プロジェクトを実行している。このおかげで、学生たちは卒業前に国際的な仕事に従事することができている。文明研究センターと共同で進めているエヴリヤ・チェレビと世界文明のドキュメンタリー映画は、学生たちが活躍しているプロジェクトの一つである。

バフチェシェヒル大学コミュニケーション学部は、2010年から2011年の学年度において423名の学生を募集する。この学部は、専門的な設備により学生たちに実践的な教育を得る機会を与えるだけでなく、ヨーロッパの諸大学間で行われた協定により国外でも教育を受けることを保証している。またその一方で、学生たちは卒業前から様々なプロジェクトに従事することができる。この学部が文明研究センター(MEDAM)と共同で進めている二つの国際的なドキュメンタリー映画では、学生たちが世界の著名な映画制作者たちと共に働いている。
コミュニケーション学部長であるハルク・ギュルゲン教授は、学部としての目的が単にトルコで最も優秀なコミュニケーターを育成することではなく、トルコでも国際的な場所でも文化的なプロジェクトに関係することであると述べた。同学部長は、この学部の国際的な活動について以下のように説明した。

■ トルコを舞台とした撮影は17の県にて

「バフチェシェヒル大学のコミュニケーション学部として、文明研究センター(MEDAM)と共同で『西へ流れる川』というタイトルの長編ドキュメンタリーの計画を現在進めています。映画に関連して高く評価されている世界的な著名人も参加しているこのドキュメンタリー映画のトルコでの撮影が終了しました。世界の文化遺産として重要な意味を持ち、アナトリアの文化的な豊かさを表しているシャンルウルファやマルディン、イスタンブルといった17の都市にて行われた撮影では、学生たちや教員たちも重要な仕事を手掛けました。国外での撮影においても、学生たちは仕事を負うことになっています。プロジェクトの準備や制作といった段階で積極的に活動しているバフチェシェヒル大学コミュニケーション学部の学生たちは、教育年間においても大きな作品に携わり貴重な経験を手にしているだけでなく、巨大な国際的プロジェクトにおいて、世界で最も著名な映画制作者たちと仕事をする機会を手にしています。バフチェシェヒル大学コミュニケーション学部として、トルコ全土で行われる活動に多方面から支援し、撮影が行われる地域にて調査を行い、決定段階でも共同で作業しています。トルコ語バージョンがトルコ国営放送(TRT)にて放送されるドキュメンタリーが、英語バージョンの放送も企画しており、放送局はBBCやPBS、そしてヒストリーチャンネルです。」

バフチェシェヒル大学コミュニケーション学部が参加しているその他の国際的文化プロジェクトは、世界各地で開かれているキャーティプ・チェレビの展覧会である。ギュルゲン学部長は、文化観光省主導でUNESCOにより宣言された2009年国際キャーティプ・チェレビ年の一環として各地で行われた展覧会での活動を、以下のように話した。「ピーリー・レイスからキャーティプ・チェレビヘ至るオスマン人たちの世界観を表した地図の展覧会を開催しました。文明研究センターと共に進めたプロジェクトで、ダマスカスからリオデジャネイロ、カリフォルニアからパリへと世界各地で展覧会を開きました。ワシントンではレジェプ・タイイプ・エルドアン首相のご訪問により、アメリカ地理学者協会と共同で展覧会を開催しました。バフチェシェヒル大学コミュニケーション学部は、キャーティプ・チェレビの活動の、特に国際的な人間関係の規模をおし進めています。展覧会ではオスマン人たちの世界観が表現されています。オスマン朝の地理・地図製作に大きな貢献をしたピーリー・レイスからキャーティプ・チェレビを中心に、オスマン朝の地図を出発点としてトルコの文化的価値を国際的なプラットフォームにて、オリジナルな形で紹介することに努めています。」

■ 次はチェレビのドキュメンタリーを制作します

コミュニケーション学部は新たな国際的プロジェクトをまた始める予定だ。エヴリヤ・チェレビの生誕400周年が、国連教育科学文化機関UNESCOが採択した記念祭の中に含まれ、彼のドキュメンタリー映画が撮影される。MEDAMと共同で実現されるドキュメンタリー映画は、エヴリヤ・チェレビの人生や旅の様子について描かれる。26話を計画されているこの撮影では、これ以前のプロジェクト同様に学生たちや教員たちが活躍する予定だ。コミュニケーション学部はこの国際的作品のコーディネーターを務める。エヴリヤ・チェレビに関して行われる世界最大のプロジェクトであるこのドキュメンタリー映画の撮影は、ここ数ヶ月のうちに始められる予定だ。

(後略)

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:19770 )