バグダード開発事業に省庁からの協力得られず
2010年07月22日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■バグダード県知事が本紙と対談:「多くの事業を計画しているが、省庁からの協力が得られない」

2010年07月22日付『サバーフ・ジャディード』紙(イラク)HP1面

バグダード県のサバーフ・アブドゥッラッザーク知事は、県には建築・投資分野で様々な事業計画があり、海外企業との開発プロジェクト契約の締結や、アラブサミット開催に向けてバグダード市内に5つ星ホテルを建築し、老朽化したホテルを改修することなども決まっているのだが、これらの事業に関していくつかの省庁の協力を得られていないと指摘した。

知事は今後掲載が予定されている本紙との対談で、「私たちは様々な事業に認可を与えてきたし、バラディーヤおよびウィザーリーヤではそれぞれ事業の起工式も行なわれた」と語っている。このほかにもカーズィミーヤ―ジャーディリーヤ間を運行する水上バスや、数階建ての遊覧船も計画されており、川沿いの観光客向けレストラン建設の認可も下りているという。また知事は「駐車場を作るための土地も必要だ」と述べている。

電力危機に関しては、「蜘蛛の巣状にはりめぐらされた電線のせいで一部に違法行為も起きているが、アアザミーヤ地区で試みられているように地下に電気ケーブルを埋める計画が現在進行している。また県は7000ディナールの発電機つき住宅も建設しているが、バグダード全域への普及は難しいのが現状である」と説明した。

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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:19802 )