ギリシャのメディア「一番いい観光客はトルコ人」
2010年08月01日付 Radikal 紙


金融危機ただなかのギリシャで、エーゲ諸島を訪れるたくさんのトルコ人が困難な状況にあるギリシャ経済にとって「一息つく好材料」となっているとの評価がなされた。

ギリシャ国内で起きている金融危機により国の一番重要な収入源となっている観光分野においてもマイナスの影響がでている状況下、エーゲ諸島を訪れるたくさんのトルコ人は、困難な状況にあるギリシャ経済「一息つく好材料」になっているとの評価がなされた。

ギリシャの新聞報道によると、「娯楽を好み寛大で気前がよい」とされているトルコ人観光客が経済が行き詰っているエーゲ海諸島の地元商人にとって一番の顧客となっており、地元商人らはトルコ人観光客に大喜びでサービスしている」という。

To Vima紙は「一番いい観光客はトルコ人」という見出しをつけた記事で、エーゲ諸島を訪れ、訪れる人数が毎年増えているトルコ人が「なかなか簡単には気に入ってくれないが、いったん気にいったとなったらたくさんのお金を払い、たっぷりとチップをおいていき、再び訪れる」と記した。

キオス島にあるデルフィンヤ・レストランのオーナーであるエミリヤ・チャキリ氏は、To Vima紙に対しての発言で、「トルコ人観光客をよくしっているので、自分はラッキーだ」とのべ、「経済危機の影響をこおむっていないのはトルコ人だけのようだ。トルコ人は、ギリシャ人商人にとって、本当に幸運の女神だ。彼らの注文は気前がよく、チップも多い。彼らの存在で、地元の経済は一息つけた。」とのべた

ギリシャを訪れるトルコ人の大多数がエーゲ諸島を好み、ミコノス島、ロドス島、クレタ島、サントロニ島、レスボス島そしてキオス島がトルコ人観光客が一番好きな場所であると述べた。

また、ギリシャ統計機関が行った発表で、ギリシャを訪れるトルコ人は毎年増加しており、1994年には73388人であったギリシャを訪れるトルコ人観光客の数が2000年には200348人にも達したことが明らかになった。

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( 翻訳者:入口 愛 )
( 記事ID:19829 )