ラーリージャーニー氏「核兵器はイランの国防ドクトリンには存在しない」
2010年07月22日付 Jam-e Jam 紙

ラーリージャーニー国会議長はジュネーヴで行われたスイスの上院議長との会談において、テロという悪しき現象や麻薬密輸問題に対する西洋諸国の政策を批判し、さらにこれらの問題に対するアメリカのダブルスタンダードを非難した上で、イランは核問題をめぐって対話を継続する用意があることを強調した。

 アリー・ラーリージャーニー氏は、「イラン・イスラーム共和国はイスラームの宗教的教えと革命最高指導者のファトワーによって、核兵器および化学兵器の製造を禁忌と考えている」旨を強調したうえで、「核兵器の生産は、イラン・イスラーム共和国の国防・安全保障上の原則にいかなる位置も占めてはいない。なぜなら、イランはすべてのNPT加盟国と同様、核技術・エネルギーの平和目的での利用に対する自らの当然の権利を合法的に利用したいだけだからである」と付け加えた。

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:19833 )