出生の村にモスク複合施設オープン―政府によるサイード・ヌ―ルスィ―・プロパガンダ
2010年08月02日付 Radikal 紙

ビトリス県のヒザン郡にあるヌルス村にできた「ベディユッザマン・キュッリイェスィ(モスク複合施設)」がオープンした。

サイード・ヌールスィーが生まれたヌルス村につくられたモスク複合施設のオープンセレモニーには、ビトリス県のヌレッティン・ユルマズ知事、ヒザン郡のムスタファ・アディル・テケリ知事、サイード・ヌールスィーの弟子のアブドゥッラー・イェイン氏、アフメト・アイティムル氏、メフメド・フルンジュ氏や、ロシアやインドネシアからから来たイスラム教徒の観光客、トルコ各地から来た人々が参加した。

オープンセレモニーはクルアーンの朗誦で始まり、その後祈りがささげられた。ユルマズ知事はモスク複合施設のオープンセレモニーのテープカットを行い、ビトリスの知事であることを大変うれしく思うと述べた。ユルマズ知事は、モスク複合施設の建設に尽力した人たちへ感謝し、次のように話した。「ビトリスの知事であることを大変うれしく思います。きっとここにいる方々は私たちのためにも祈ってくださっているのでしょう。モスク複合施設の建設で私たちがした事は大した事ではありませんが、支えてくださった方々には感謝しています。私たちがここを守っていきます。この光は、世界が続く限り消えることなく輝き続けるでしょう。」

ユルマズ知事は、ヌルスの道路建設も間もなく完成するところであり、観光客がより気軽にこの村に来られるようにしていくつもりだと語った。モスク複合施設の建設に関わったヒクメト・オクル氏は、モスク複合施設の、特にモスクがある区画には道がないため、荷物は全てラバを使って運ばなければならなかったと述べた。オクル氏は、「通常の条件ではモスク建設には約80万トルコリラがかかるはずでした。しかしここの村人は、大変献身的に、建設現場で働いてくれました。こうして費用は50万トルコリラに抑えられました。モスクの建設に尽力した全ての人に、特に貢献してくださった事業家の方たちに感謝しています。」と述べた。オープンセレモニーの後には、招待客にサイード・ヌールスィーが書いた小冊子が配られた。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:19844 )