無人探査機がとらえた殉職者の映像流出―遺族ら抗議の声
2010年08月04日付 Yeni Safak 紙


7人が殉職したハンテペ地域を標的にしたテロリストによる襲撃が無人探査機ヘロンから撮影され、その映像が流出したことに、殉職者の父親が強い反発を示した:彼らはまるでSF映画を見るように子どもたち達が殉職者となる様子を眺めた。

ハッキャーリ県のチュクルジャ郡ハンテペ地域での襲撃で6人の兵士と共にテロリストにより殺害された上級軍曹アイハン・サイの父親であるハサン・サイは、無人探査機ヘロンにより撮影された衝突の瞬間の映像が流出したことに対し、「少しでも人としての感情がある者にこの映像について説明してもらいたい」と反発を示した。

7月20日、ハッキャーリ県のチュクルジャ郡でテロ組織クルド労働者党(PKK)の襲撃により殉職した上級軍曹アイハン・サイの父親ハサン・サイと母親アイシェギュル・サイは、無人探査機により録画された映像をインターネット上で見たとき、自分たちの目を信じることができなかった。殉職者の母親と父親は、ハンテペ地域を標的にしたテロリストによる襲撃の映像が流出した後、軍の裏切り者を明らかにするよう要求した。

7月20日、チュクルジャ地区でテロ組織PKKの襲撃により殉職した上級軍曹アイハン・サイの父親ハサン・サイは、「映像はすべてを曝け出している。この映像を見た者はSF映画を見るように私たちの子どもが死ぬのを見ていたのでしょう。(軍の指揮官が、襲撃の様子を探査機の映像を通じて見て、テロリストを「羊飼いだと判断した」と発言したことに対して)この映像に映っているのが羊飼いであると言うのなら、私たちもロケット弾を打ち込み、武器を手に羊の群れを追いましょう。私たちの息子が命をかけて国を守っているときに、立派な椅子に腰掛けながらこの映像を見ていただけの者たちに呼び掛ける。この映像が何を意味しているのか説明してほしい」と語った。この国に平和がもたらされることを祈っていると述べたサイ氏は、「軍にいるすべての人を標的にしているわけではないが、その中にいる裏切り者を早く見つけてほしい」と述べた。

■行動はすべて追跡されていた

7月20日の夜ハンテペ地域の基地で起こった襲撃で7人が殉職したときの映像を、ヘロンは克明に映し出していた。映像ではPKKの動きすべてに加え、兵士に向けられた爆弾が爆発する瞬間までもが映っている。兵士がテロリストを目の前にして戦っているとき、テロリストに向けた(味方からの)砲撃すらなされなかった。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:19861 )