オスマン朝最古のワクフ文書発見―マケドニア・オフリザーデ家
2010年08月12日付 Milliyet 紙

■最古のオスマン朝時代のワクフ文書、519年ぶりに明らかに

マケドニア南西部オフリの最古の家系の一つ、オフリザーデ家に関するワクフ文書が見つかった。マケドニア国立公文書館が『オフリザーデ家600年の歴史』というタイトルで出版した書籍には2005年に国立公文書館に収められたワクフ文書の写真版が含まれている。

この「イマ―レット(複合施設群)」には、征服王スルタン・メフメト2世に捧げられたモスクのほか、隊商宿、寄宿施設、ハマム、学校、店舗、各地にある不動産が含まれ、シナン・ユスフ・チェレビーによって寄進された。エヴリヤ・チェレビーの『旅行書記』という作品にもワクフ文書に関する情報が記されている。

オフリザーデ家の最高齢の子孫の一人であるベキル・イルヤズ・シナン氏が保存していたこのワクフ文書によって、最古のトルコ人家系に関する系譜も明らかになった。シナン・ユスフ・チェレビーによるオフリザーデ家ワクフ文書の写しは全長6.43mで幅30cmである。アラビア語で書かれたワクフ文書の上部にはスルタンの花押も記されている。

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( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:19924 )