サウジアラビアで世界最大の時計が始動
2010年08月12日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ 水曜日、サウジアラビアで世界最大の時計が動き出す

2010年8月12日『クドゥス・アラビー』紙(イギリス)HPアラブ情勢面

【リヤド】

 水曜日、サウジアラビアのメッカで世界最大の時計が動き始める。約30億ドルを費やされたその時計は、一辺が40メートルの長さで地上から400メートルの高さに設置されている。

 サウジアラビアのアブドゥッラー・ブン・アブドゥルアズィーズ国王はメッカの聖なるモスクの広場を真下に見下ろす高層ビル群「アブラージュ・アル=バイト・タワーズ」の中の一番高いビルに時計を設置することを命じていた。

 この計画の費用は30億ドルにのぼり、アザーンの呼びかけの間、時計の最上部は白と緑の二色の光を放つ2万1千個の照明でライトアップされる予定である。これによって、半径30キロメートル圏内に礼拝時刻の開始を示すことが可能となる。

 時計が設置されることによりビルの全長は601メートルとなり、ドバイのブルジュ・ハリーファに次いで世界で二番目に高い建物になる。時計の高さは基礎から三日月形の飾りの最長部までで251メートルに達する。

 そのタワーは四面それぞれに計4つの時計を有し、それぞれの面の上部に「アッラー」という至高の言葉が現れる。また、文字盤の中央にはサウジアラビアの国章である剣とやしの木のシンボルが配されている。

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( 翻訳者:松尾愛 )
( 記事ID:19925 )