パパンドレウ・ギリシャ首相「歴史的出来事」―スメル修道院祭礼を評価
2010年08月16日付 Hurriyet 紙

ヨルゴ・パパンドレウ・ギリシャ首相は、聖母マリア祭の一環で88年ぶりにスメル修道院で宗教的な祭礼が行なわれたことを「重要で歴史的な出来事」として評価した。

パロス島で休暇を過ごしているパパンドレウは、トルコ政府が修道院での宗教的な祭礼に許可を与えたことに触れて、「この祭礼は、両国民の間での平和と協調の精神を反映している。」と述べた。ギリシャ国営放送で放送されたスメル修道院での祭礼について、日頃トルコに関する否定的な意見と会見で知られている極右政政党LAOSのヨルゴ・カラカフェリスでさえ、「トルコのEUに加盟への道は、このような活動によって通じる。」と話した。

■イコンが送られるだろう
ギリシャ正教世界の最も大きな祭日の一つである聖母マリア祭に関連して、ギリシャの何百もの聖マリア教会で祭礼が行なわれている。しかし、今年の注目は、スメル修道院だった。テッサロニキ知事パナヨティス・パソミアディスと黒海地方にルーツを持つ狂信的ギリシャ人政治家達がトラブゾンを訪問しなかったことが注目を浴びた。この間、ギリシャのヴェルミヨン地方で建設されている「スメル教会」に保存されている歴史的な聖母マリアのイコンが来年トラブゾンに送られると見られている。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:19957 )